- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396614782
作品紹介・あらすじ
現在は、過去とどうつながっているのだろうか。
出来事がどのような形でつながり、積み重なっていったのか、その因果関係や必然性を理解する視点を持つのが「歴史を知る」ということである。
過去、日本は同じような出来事を繰り返してきたが、本書ではこれを「歴史のリピート機能」と捉える。
1975年に高度成長の終焉を迎えた日本は、バブル経済の崩壊を1991年に迎えた。
1980年代に中曽根政権下では電電公社、専売公社、国鉄が民営化されたが、2000年代にも道路公団、郵政事業の民営化が行なわれた――。
こうした戦後史観によって、1945年以後の日本のあり方について、首尾一貫した必然性のもとに歴史をとらえる視点を見出していくのが、本書の狙いである。
感想・レビュー・書評
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ん~、、、
ちょっと私には合わないかな。
全部読む気には、なれなかった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【著者サイトのエッセイ】
・例として
<http://kenjisato1966.com/「経路依存性に反発する保守」という大笑い/>
・本書の紹介ページ
<http://kenjisato1966.com/僕たちは戦後史を知らない〜日本の「敗戦」は4/>
【版元】
出版社: 祥伝社
著者名: 佐藤健志
ISBN:9784396614782
判型/頁 :四六判ソフト /296頁
定価: 本体: 1,500円+税
発売日:2013/12/02
玉音放送の流れた日だけが敗北ではない。この国は今なお「敗戦直後」を生きている
「歴史のリピート機能」を鋭く剔出した、かつてない戦後史の視点!
「戦後の歴史を知る」とは過去と現在の必然的な関連を知ることだ
●なぜマッカーサーは占領下の日本人にとって、昭和天皇以上の存在であり、「神武天皇の再来」と崇められたのか。
●「何でもあり」だが現実的な保守政権と、「何でもあり」で非現実的な左翼野党による55年体制が成立した背景とは。
●1940年代後半から1960年代にかけて、若い世代に強かった政治への関心が、1970年を境として消え失せたのはなぜか。
●1960年代、高度成長によって物質的には豊かになる反面、日本の本来あるべき姿、伝統的な風景が壊されていった。
●1980年代の繁栄と、1991年のバブル崩壊から現在まで続く後の混迷の間には、いかなる因果関係がひそんでいるのか。
<http://www.shodensha.co.jp>
【簡易目次】
第1章 「終戦」を疑え(1941年~1947年)
第2章 「負けるが勝ち」のカラクリ(1945年~1948年)
第3章 占領の舞台裏をさぐる (1945年~1949年)
第4章 幻想を捨てずに独立する方法(1949年~1959年)
第5章 高度成長という風景(1960年~1972年)
第6章 戦後は終わっても終わらない(1972年~1980年)
第7章 螺旋階段の30年(1980年~) -
戦後日本は敗戦を直視せずにいると思います。
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戦後は終わっていない
螺旋階段の様にリピートされる「ファンタジー戦後史」の検証