- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396631345
感想・レビュー・書評
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読みものにも旬があることを痛感。 発売された18年前に読んでいたら、もっと面白く読めたと思う。 デビュー作「龍の契り」や「鷲の驕り」は旬を逃さず★5つレベルで読破しましたが、これは★4つには少し欠けるかな。
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・「ヒルズ黙示録」で触れられてたから興味を持って購入。まさにライブドアが行ってきたような事を13年も前に書いている事に驚き。MBOやLBOなどおなじみの単語がズラリ。一気に読んだ。
・金融小説の枠を超えて面白かった。著作権のカラクリや人工授精と相続についてや、細かな沢山の伏線がいちいち興味深かった。それぞれがキチンと収まるとこに収まったラストも悪くない。
・日本人の書いた小説なのに、文章までもが海外の小説の翻訳のようで不思議な感覚を覚えた。意図してやってるなら相当面白いよこれ。 -
限りなく★★★★☆に近い星3つ。
プロットはよく練られているし
どんでん返しの切れもいいし
面白いんだけれど、「龍の契り」のときみたいな
「前へ!前へ!」という引っ張り感が薄い。
ま、その分ゆっくりじっくり読めるんだけれど。
全然業界は違うのだけれど、本音を探りあいながら
うまく生き残っていくという点で共感する部分あり。
なんだか翻訳小説を読んでいるような感覚だった。
スケールの大きさも流れかたも。
外国人の名前ってどうしても覚えにくくて
最初人間関係を把握するのにちょっととまどう。
英語の話は英語で読んだほうがラクなんだよね。
これ英語に翻訳しても売れそう。 -
面白いけど、長い。
内容は、マイクロソフト的なIT企業が、ディズニー的なメディア企業を買収する話。
著作権、ストックオプション、人工授精、経営者の私欲、含み資産、タックスヘイブンなど多様な問題がちりばめられてる。
ノックス・ブレイガーの法の抜け道を突くやり方に痺れた。 -
ライブドアを思い出します。
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文庫本のほうを読んだのですが、表紙がないのでこっちにレビュー。
東京ネズミーランドの親会社とWindowsの親玉である、ビルとのM&Aをネタにした、企業買収もの。
かと思うと、ネズミー(米)が得意とする著作権を絡めたネタが最後に待ち構えていたり…と、飽くことなく読み進めることができます。
わざわざ、このために各駅停車で帰宅したほど。
日本人が書いたにしてはカタカナが多くて、途中で翻訳物と勘違いするのですが…。
同じようなジャンルでは、真音女史の作風の方が好み。 -
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服部氏の三作目。
前作、前々作同様楽しめました。今ならタイムリーかな。
企業買収や著作権がテーマになっています。
ただ前作、前々作に比べると物足りないかも。