ディール・メイカー

著者 :
  • 祥伝社
3.50
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本棚登録 : 111
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396631345

感想・レビュー・書評

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  • 読みものにも旬があることを痛感。 発売された18年前に読んでいたら、もっと面白く読めたと思う。 デビュー作「龍の契り」や「鷲の驕り」は旬を逃さず★5つレベルで読破しましたが、これは★4つには少し欠けるかな。

  • 「だって、あのときは、まだ私の子宮のなかに・・・」
    p.380

  • ・「ヒルズ黙示録」で触れられてたから興味を持って購入。まさにライブドアが行ってきたような事を13年も前に書いている事に驚き。MBOやLBOなどおなじみの単語がズラリ。一気に読んだ。
    ・金融小説の枠を超えて面白かった。著作権のカラクリや人工授精と相続についてや、細かな沢山の伏線がいちいち興味深かった。それぞれがキチンと収まるとこに収まったラストも悪くない。
    ・日本人の書いた小説なのに、文章までもが海外の小説の翻訳のようで不思議な感覚を覚えた。意図してやってるなら相当面白いよこれ。

  • 限りなく★★★★☆に近い星3つ。
    プロットはよく練られているし
    どんでん返しの切れもいいし
    面白いんだけれど、「龍の契り」のときみたいな
    「前へ!前へ!」という引っ張り感が薄い。
    ま、その分ゆっくりじっくり読めるんだけれど。
    全然業界は違うのだけれど、本音を探りあいながら
    うまく生き残っていくという点で共感する部分あり。
    なんだか翻訳小説を読んでいるような感覚だった。
    スケールの大きさも流れかたも。
    外国人の名前ってどうしても覚えにくくて
    最初人間関係を把握するのにちょっととまどう。
    英語の話は英語で読んだほうがラクなんだよね。
    これ英語に翻訳しても売れそう。

  • 面白いけど、長い。

    内容は、マイクロソフト的なIT企業が、ディズニー的なメディア企業を買収する話。

    著作権、ストックオプション、人工授精、経営者の私欲、含み資産、タックスヘイブンなど多様な問題がちりばめられてる。

    ノックス・ブレイガーの法の抜け道を突くやり方に痺れた。

  • ライブドアを思い出します。

  • 文庫本のほうを読んだのですが、表紙がないのでこっちにレビュー。

    東京ネズミーランドの親会社とWindowsの親玉である、ビルとのM&Aをネタにした、企業買収もの。

    かと思うと、ネズミー(米)が得意とする著作権を絡めたネタが最後に待ち構えていたり…と、飽くことなく読み進めることができます。
    わざわざ、このために各駅停車で帰宅したほど。

    日本人が書いたにしてはカタカナが多くて、途中で翻訳物と勘違いするのですが…。

    同じようなジャンルでは、真音女史の作風の方が好み。

  • <a href="http://ryouchi.seesaa.net/article/5107943.html" target="_blank">感想はこちら</a>

  • 服部氏の三作目。
    前作、前々作同様楽しめました。今ならタイムリーかな。
    企業買収や著作権がテーマになっています。
    ただ前作、前々作に比べると物足りないかも。

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒。95年に刊行したデビュー作『龍の契り』が大きな話題となる。’97年『鷲の驕り』で吉川英治文学新人賞を受賞。以後、豊富な取材と情報量を活かしたスケールの大きな作品を発表し続けている。他の著書に『KATANA』『ポジ・スパイラル』『エクサバイト』「清談 佛々堂先生」シリーズ、『天の方舟』『深海のアトム』『夢窓』などがある。

「2020年 『令和版 全訳小説 伊勢物語 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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