- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396632212
感想・レビュー・書評
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一冊できちんと終わらせて欲しい。
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『観覧車』の続編である『回転木馬』を数年前になにげなく図書館で借りて読んでしまっていた。
最近になって『回転木馬』にはその前の話があることを知って読むことにしてみた。
このあと失踪した夫がどうなるか、なぜ失踪したか知っていながらだったからドキドキがすこし半減した? -
突然失踪した夫の帰りを待ちながら、夫の帰る場所である探偵事務所を続けるため探偵を始めた下澤唯。
依頼される話しがそれぞれ短編連作になっている、通じるテーマは男と女の色々な愛の形とでもいうのか、それぞれの話しが唯本人の気持ちの変化や年月の経過を表現していく。
個人的には『そこにいた理由』が一番すんなり読めた。
続編があるのは読む前に知っていたので最後の終わり方も続きへの楽しみということでよかった。
続編は『回転木馬』 -
2010/09/04 続編があるらしい。
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<strong>あたしはまだ、壊されたくない。
彼があたしを愛してくれたという、この時間を・・・・・
失踪した夫を待ち続ける女探偵・下澤唯。
依頼人たちの絶望に哀しみ、希望に癒される――。
感動を呼ぶ珠玉の恋愛ミステリー</strong> (帯より)
七年前、結婚して一年しか経っていない私立探偵の夫・貴之が 突然帰らなくなった。
彼が帰ってきたときに探偵事務所の看板が下りていることのないように、と残された妻・唯は 自分が探偵になったのだった。
表題作を含む七つの物語が連作になっている。
どの物語でも、唯が探偵として依頼人と関わりながら謎を解いていくのだが、最後には夫のことを、夫と自分とのことを想うのである。
唯の大学の同期で 貴之の剣道の後輩でもあり 現在は刑事の兵頭風太、同業者の探偵仲間の川崎多美子らの存在が頼もしくほほえましくもある。
あとがきで著者が語るように、唯の夫貴之失踪の謎を解く新たな作品の構想があるという。たのしみである。
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<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396632215/yorimichikan-22" target="_blank">観覧車―恋愛ミステリー</a>