吉祥寺の朝日奈くん

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 2021
感想 : 395
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633301

感想・レビュー・書評

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  • う~ん。
    「百瀬、こっちを向いて。」が素晴らしかったので、期待し過ぎちゃったかなぁ。
    つまらなくはないんだけど。

    五篇の青春恋愛短編。

    ●交換日記はじめました!
       交換日記の記述のみで話が進む。乱入者あり。

    ●ラクガキをめぐる冒険
       深夜の学校に忍び込んだ男女のその後

    ●三角形はこわさないでおく
       恋と友情の三角関係。いつまでもつかな。

    ●うるさいおなか
       聞かれたくない女子 VS 聞きたい男子

    ●吉祥寺の朝日奈くん
       青春だけど不倫

    ただの青春恋愛ものではなく、ミステリー仕掛けというか、最後にカタルシスを得られるようになっているのがいいですね。

    でも「百瀬、こっちを向いて。」と比べるとひとまわり弱い印象。

    読んだときの体調か、はたまた精神状態のせいか、特にキュンは感じなかった。
    残念。

    • 土瓶さん
      百瀬、恐るべし(;^ω^)
      百瀬、恐るべし(;^ω^)
      2023/12/16
    • aoi-soraさん
      NOキュン(⁠^⁠_⁠^⁠メ⁠)
      残念でしたね……

      確かに百瀬は良かったけど、この本も私は好きです♪
      NOキュン(⁠^⁠_⁠^⁠メ⁠)
      残念でしたね……

      確かに百瀬は良かったけど、この本も私は好きです♪
      2023/12/16
    • 土瓶さん
      キュ、キュンなんて最初から求めてないやいっ!!
      <(`^´)>
      求めてない……やい。
      _(:3 」∠)_
      キュ、キュンなんて最初から求めてないやいっ!!
      <(`^´)>
      求めてない……やい。
      _(:3 」∠)_
      2023/12/16
  • 仕掛け物語!一作目からあっさり騙される。落書きの話の構成が好き。

  • 某Youtubeチャンネル(ラジオ)で紹介されて読んでみた、叙述トリック満載の青春小説。

    叙述トリック!と聞いて期待しすぎてしまった感じもあるかもしれませんが、甘酸っぱくて可愛いお話が並ぶ素敵な短編集です。

    この話は共感できるなーとか、こんな恋愛してみたかったなー、のようないろんな感情が思い出されます。

    カフェに持ち込んで2-3作品読んでみたり、家で美味しいケーキと共に軽い気持ちで読みたいそんな作品でした。

  • ラブストーリーはどっちかって言うとあんまり好まない。
    ひとの恋愛<自分の恋愛 だったもんで。
    そんな私ももうかなりのイイトシのおばはんになり
    恋愛小説にも手をだせるようになったよ。
    と 言いつつ、甘々路線はやはりむず痒かったりで苦手。

    その点、この本は良かったかも。

    すっとこどっこいな登場人物たちによる青春時代の恋愛。
    そのへっぽこ加減がイイ感じで描かれてたなぁ。
    文章はキャラ世代を意識したものか平易、
    (簡単なものの)謎解き要素が先を読ませる、楽しい本だったな。
    1年後にも内容を覚えてるか? とか訊かれたら
    苦笑しちゃうしかないけどさ。
     ■ ■ ■ ■ ■ 
    ワタクシ的には
    交換日記のと、ハラナリストのが好き。

  • おなかが鳴るのは女子としては相当厳しい。
    緊張すればするほど、静かになればなるほど、お腹はなる。
    恋もお腹の鳴り具合で進行したとしても不思議はない。
    女子高生ならなおさらですね。
    それなのにその音はどちらかと言えば間抜けなもの。それを必要としてくれる人がいるなんて!

    表題になった「吉祥寺の朝比奈くん」はブラックでホワイトで不思議。

    • kuroayameさん
      「それなのにその音はどちらかと言えば間抜けなもの。それを必要としてくれる人がいるなんて!」とレビューで拝見させていただきとってもどんなお話し...
      「それなのにその音はどちらかと言えば間抜けなもの。それを必要としてくれる人がいるなんて!」とレビューで拝見させていただきとってもどんなお話しなのか気になりました(>・)/。
      居心地がよくゆっくり時間が流れる吉祥寺が舞台のようで、吉祥寺にでかけたくなりました♪
      2012/11/13
  • いいね。

  • 文章が読み易かったので、楽しめてました。
    私も、大学時代彼女と井の頭恩賜公園でデートをしました。 朝比奈君は、良い男だと思いました。
    吉祥寺の街は、懐かしい、安い飲み屋で一杯やりました。 良い想い出です。 井の頭恩賜公園でデートすると別れるとのジンクスがあると彼女から聞きました。 やはり、残念ながらふられました。

  • 再読でした。

    何も考えずに図書館で借りて読みはじめて気づいたが、結構新鮮に読めたのはいいことなのかは不明。

    「くちびるに歌を」が良い話だったので、この作家さんの本を読んでみた。

    5話の短編集。

    どれもホッコリする話。

    個人的には交換日記はじめました!が面白かった。
    交換日記を題材にこんなミステリーのように話になるのが素晴らしい。

    またこの作家さんの本を読んでみたい。

  • 百瀬~の作者が描く、恋愛短編集。
    サクサク読めるが、あまり引き込まれずに終わってしまった。

    吉祥寺の描写はよく分かるが。

  • 喋り口調が独特の堅い雰囲気たけど、そのやりとりの空気感が心地よい。好きな気持ちがほんの少しふわふわする、くすぐったい話が多い。三角形の話が一番好み。

著者プロフィール

1978年福岡県生まれ、2008年『百瀬、こっちを向いて。』でデビュー。他の著書に『吉祥寺の朝日奈くん』『くちびるに歌を』『私は存在が空気』。別名義での作品も多数。

「2017年 『僕は小説が書けない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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