- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396635251
感想・レビュー・書評
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蜩ノ記シリーズ第5作目。蜩ノ記の懐かしい登場人物が出てくる。泣き虫颯太を軸に心暖まる物語。話の進め方が強引に感じるところもあったけれど終わりよければすべてよし。草笛物語の題名の意味に気がついた時、じわっと感動しました。
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「蜩ノ記」の続編で舞台は羽根藩。
亡き戸田秋谷や源吉の生き様や思いが、遺された者達にしっかりと受け継がれている。
「蜩の記」の方が重厚だが、本書は若者の成長物語だと感じた。
さらなる続編が読めないのがとても残念。 -
2021.01.30
何故かそれぞれの人の顔が浮かんでくるような1冊だった。 -
2019.9.13
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「蜩ノ記」。その後の物語。
私が「蜩ノ記」を読んだのが約7年前なので、殆どうろ覚えな状態でしたが、前作で清冽な生き様を見せてくれた戸田秋谷が、その後を生きる人達の心の中にしっかりと生き続けているのが伝わってきました。
次を担う、若い世代の友情や成長も清々しく、友を呼ぶ草笛の音のような、心が洗われるような読後感でした。
是非「蜩ノ記」とセットで読んで頂きたいです。 -
7月-6。3.5点。
羽根藩シリーズ。羽根藩の跡継ぎの友人が主人公。
跡継ぎの江戸行きと同時に江戸へ。
跡継ぎ争いに巻き込まれながら、成長し強くなっていく。
葉室節。面白くホロッとさせる。
蜩ノ記の登場人物多く、続編イメージ。再読しよう。 -
ハッピーエンドの作品だからか軽くて爽やかな読後感だった。
忠義とは、主君とは?
大人でも答えるのが難しいことをわからないと思いながら考えてる若者達が爽やかだったからかも。