- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396635398
感想・レビュー・書評
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図書館で借りて。いつもの如く割と都合よくハッピーエンド。まあまあ楽しんで読めた。
私が麻衣さんならこんな何もできなさそうな舅に子供2人の面倒頼むの怖くて絶対嫌だけど!まあ、それ以外選択肢が無くて藁にも縋るという設定なんでしょうね。 -
主人公にくっそ苛々してたけど、だんだん改心?していく流れが痛快だった!
仕事だけ人間にならないようにしようと思った。。。笑 -
元夫に読んで欲しかった!
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十志子さんすてきすぎる。
こんな風に歳とりたいなあ。
周りが保育園探し真っ只中のときに読んだので
保育園の考え方のところとか
すごくリアルで考えさせられた。
「ギューギュー、ボブ」
スポンジボブのぬいぐるみを
ギューってしてる小さい子を想像した。
かわいい。 -
今後の長い人生を考える上で、また男女のジェンダー格差を考える上でとても為になる1冊だった。
ただ、「為になる」けれど、読んでいて楽しいかというとビミョーではある。
定年オヤジの偏見の押し売りによる読者への圧が強いし、定年オヤジの周りの妻や娘もすぐに諦めて見下してる感じが読んでて不快だった。
この本はちょうど男性の育児参加過渡期にある現時点での日本にちょうどぴったりか、もしくはすでに旬を過ぎつつある題材なのかなと思う。老若男女問わずいろんな人に読んでほしいなと感じた。 -
耳が痛い話でした。今後改めます。
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主人公が義父にそっくりで、半分くらいまではイライラしながら読み進めたけど、後半からはそれもなくなり、最後は心が温まった。
客観的に自分を見つめられる主人公はすごい。
自分で気づくしかないもんなぁ -
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女たちのリアルな叫びに共感必至、旦那にも読ませたい本No.1!?
女は生まれつき母性を持っている? 家事育児は女の仕事? 女は家を守るべき……?
“都合のいい常識"に毒された男たちに、最後通告!
大手石油会社を定年退職した庄司常雄。
夢にまで見た定年生活のはずが、良妻賢母だった妻は「夫源病」を患い、娘からは「アンタ」呼ばわり。
気が付けば、暇と孤独だけが友達に。
そんなある日、息子夫婦から孫二人の保育園のお迎えを頼まれて……。
定年化石男、離婚回避&家族再生を目指して人生最後のリベンジマッチに挑む!
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この年代の男性にこれを読ませて、自らを省みる人であるなら、見どころがあると言えるのかもしれない。多くの男たちは、それのどこが悪い、と開き直るのではないだろうか。だとしたらもう、やってられないわ、と女たちに見限られても何も言えないだろう。常雄の元同僚の荒木がまさにそんな男の代表として描かれていて、哀れにすら思えてくる。長い年月の刷り込みというのはほんとうに恐ろしいものだと痛感させられる。そして、共働きが当然のこととされるにもかかわらず、女性の置かれる状況が何ら改善されていない現代において、男性が家事や育児を「手伝う」というのがそもそもの間違いなのだろう。自ら率先して関わってもらわなくては、一家は立ち行かなくなるのである。多分に啓蒙的ではあるが、お説教めいていなくて愉しく読める一冊だった。