残された人が編む物語

著者 :
  • 祥伝社
3.63
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本棚登録 : 513
感想 : 64
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396636241

感想・レビュー・書評

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  • この本はまたとてもとても良かった。
    人間に必要なのは、真実ではなく物語、というキーワードにぐっときた。

  • けっこうすき。
    そんなに簡単には見つからないでしょう?と意地悪に思うけど。
    1話目が特に好きだったな。

  • テーマとしてはよく考えられている。失踪して亡くなった人の行動や思いをヒアリングしながら明らかにしていく。その遺族の気持ちを描く。
    でも読んでいて希望のない重たい気持ちになってくる。結局5話中3話目の途中で挫折しました。

  • 題材が題材なだけに、読んでいてしんどいものもあったし、自分に落とし込むと、果たしてそこまで踏み込んでいいとのか?と問いたくなるものもあったけど、総じて'「残された人のために物語が必要なのだ」という件には考えさせられました。

  • まぁ見事に皆様お亡くなりで。。。
    3章目のみ共感できなかったけど、
    あとはしみじみ故人を偲ぶお話で
    じんわりしました。
    シリーズ化できると思う

  • 行方不明者の捜索を請け負う団体に舞い込む依頼がそれぞれ短編になっている。
    残念ながら全ての行方不明者は亡くなっている事が判明するのだけど、そこからその人が亡くなる前までにどういう人生を過ごしてきたのかを辿って行く。
    淡々と静かに進む話の中で、読むと心に広がる小さな幸せ。
    何気なく過ごしている毎日の尊さ。
    これは凄くいい本だった。

  • とても良かった
    物語にすぐ入り込めて、毎回涙した

  • 人が亡くなる内容なのに、浅く感じた。

  • 自分の知らない身近な人の生前の物語。いろいろなケースがあったが、残された人がその物語を知ることで死を受け入れることが出来ているようだった。「最高のデート」は愛した夫が実は性格の悪い人だった、と言う意外な話だったが、逆に立ち直れる、と言う面白い物語だった。

  • 23/09/04読了
    亡くなった親しいひとの痕跡を辿る物語。
    それをテーマにした連作短編集はありそうでないなと。
    最後は西山さんの物語なんだろうなと予測していたのに、それでも泣かされてしまった。

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著者プロフィール

一九六五年東京都生まれ。大妻女子大学卒業後、会社員、フリーライターを経て、二〇〇三年『死日記』で「作家への道!」優秀賞を受賞し、デビュー。著書に『県庁の星』『嫌な女』『ハタラクオトメ』『頼むから、ほっといてくれ』『残された人が編む物語』『息をつめて』など。

「2023年 『じゃない方の渡辺』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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