松下幸之助とEQコーチング―時代を超えて生きる「信・認・任」の知恵

  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396681180

感想・レビュー・書評

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  • 松下幸之助さんに詳しいかたなら当たり前のエピソードが沢山あったと思われますが、私はあいにくあまり明るくなかったので、新鮮でした。

    オプティミストとは脳天気な人のこと
    では無く、情況をオプティマム(最大限)
    に活かし楽しむ能力を持った人のこと
    である。

    こう書かれた一節が特にぐっときました。自分もそうありたいな、と。

  • 短時間で読み切れました。すぐ真似はできないけど、そうか~と思う本。

  • 『経営の神様』松下幸之助は、人間力の優れた人だと感じた。

    コミュニケーション能力の高さが、人をひきつけ、育てることにつながったのだろう。

    『鳴かぬなら それもまたよし ほととぎす』

    その時置かれている状況のマイナス材料を、プラスにとらえ直すとどんなチャンスとして活かせるのか、考えてみようと思った。

  • コーチングに関するシントピックリーディングの10冊中の1冊。ざっと飛ばしたので星は三つ。

  • 松下さんの実話をもとに、それをコーチングの観点から解説している本。
    「信、認、任」という漢字からコーチングに関して説明している。

    コーチングの基本スキルを紹介するというよりは、実話をもとにした、有効な実例集といったところか。

    しかし、松下さんの実話には現代人が学ぶべきところがたくさんある。

    信:人間が本来持っている無限の可能性を信じること。
    認:人のいい面、悪い面といった多様性を持ち味として心に受け止める。
    任:適材適所、人を活かして使う経営者。人が活きる場を提供すること。

    レトリック(たとえ話のこと。状況に最適なレトリックを利用して部下の納得を引き出すことができる。)
    在庫を減らす必要性を、魚屋を見るということで部下に伝える。
    最短な道が最適ではなく、遠回りも時に最短でスマートな方法であるということを、駅から自宅までの田んぼ道に例えて部下に伝える。

    オプティミズム(楽観性)が必要である。部下が自分の思うように動いてくれなくてイライラすることがあるが、それを受け止め、どのように道案内したらいいか。それを楽観できるかどうかで対応が変わってくる。

    精神が成熟したリーダーとなりたい。
    松下さんのようなレトリックがうまく使えるようになるといいな。

  • バイブル!松下幸之助という人物がいかに物事を考え抜いているかの一端を見ることができる。影響力が大きい本。思い続けることがいかに大切かが書かれている。

  • 松下幸之助はどうやって部下を育てているのか?

    EQとは心の知能指数のこと。自分の心理状態や状況を判断する能力などである。

    松下幸之助は、「信・認・任」をモットーに、部下を育てた。

    人のの可能性を見抜くために、
    よく聴き、観察し、どんな状況も受け入れ、すべての人に教えを請うた。

    人のの能力を引き出すために、
    ・ほめる
    ・しかる
    ・質問する

    人の能力を高めるために
    ・考え抜き、思い続け、
    ・理念や言いにくいことも伝えた

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著者プロフィール

1959年8月東京生まれ。成人教育学博士。NPO学習学協会代表理事、京都造形芸術大学教授(一般教養カリキュラム開発担当)、NPOハロードリーム実行委員会理事、一般社団法人キャリア教育コーディネーターネットワーク協議会理事、一般財団法人しつもん財団理事。東京大学文学部社会学科卒業、ミネソタ大学大学院修了(成人教育学 Ph.D.)。ミネソタ州政府貿易局、松下政経塾研究主担当、NHK教育テレビ「実践ビジネス英会話」「三か月トピック英会話:SNSで磨く英語アウトプット表現術」の講師などを歴任。「教育学」を超える「学習学」を提唱し、大人数の参加型研修講師、TVニュース番組のアンカーとして定評がある。著書54冊を数え、年5~6冊のペースで執筆活動を行う。

「2014年 『すぐに使える It’s英会話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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