- Amazon.co.jp ・マンガ (155ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396764630
感想・レビュー・書評
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家事はすべからく日用の糧であること
分限を持ちてなお、枠を外れて豊かであれ
いっぱい好きなフレーズがある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分じゃ絶対買わないと思うんだけど(母のを拝借)、面白かったー。里のキャラ付けがすごい良い。奔放だけど繊細で、バイで家事のエキスパート笑 とらえどころがなくて魅力的。
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お勧め。
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すべてのタヌキがつがおうとするのではなく交尾行動に興味をも持たずコミュニティすら持とうとせず、始めから一匹で生きる事を選ぶタヌキもいる事がわかりました。ここに一つの生物学的神話が壊されます。生物は皆繁殖すなわち種を残す行為に至るように染色体レベルで定められているかのように思われてきました。そうでないものも自然界にありえるのだと。孤高に生きるよう一人…ないし一匹で種を終えようとするのもまた自然な姿であると。この小さなタヌキの里から学ぶ事ができます。他の認知がなくとも生は生。/依頼主のタヌキ研究者のテレビ番組を見ながら。
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この作者の作品は、なんでこんなにジリジリと胸が熱くなるんだろう。
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切ないなー。
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家事と食事の肯定。
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『かなりクセ者。仕事の腕はピカ一で、料理上手で男にモテる−が、コイツは相当“タヌキ”だぜ!』(帯)
さらっと同性愛描写がありますので、苦手な方は要注意。
絵・話ともアクは強め、好き嫌いが分かれそうなので、心配な方は、とっつきやすい2冊目『ピリ辛の〜』から始めても。私も雑誌(ピリ辛収載作)から入りました。
シリーズが進むにつれて、主人公が、割とかわいくなってますが『放浪』では、設定どおりブスでした(笑)
臨機応変、トラブルにも動じない里が、顧客の信頼を得るだけでなく、老若男女にモテるのは、人の口には出せず求めるものを、察する細やかさにあるのでしょう。2冊目より「ブスでもモテる」の説得力はあります。
ブスでもデキる里の破天荒ぶりが印象的な『タヌキの里』は、主人公の本質をえぐる第一作。家政を学びはじめた里の過去が語られる『日用の糧』。里の故郷を舞台にした『The分限者』はシリーズ最後のエピソード。いずれも里自身を掘り下げた話。
シリーズ外の短編『ダム』『作品解説(書き下ろし)』も収録。