- Amazon.co.jp ・マンガ (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396768263
作品紹介・あらすじ
この欲望は、私だけの宝物。
ときめきと性欲が交じり合う、きらめく5つの物語。
腐女子友達に恋人ができたことをきっかけに、一念発起したトーコ。
きらきらするような初体験を求めて一晩限りの男性に身体を開くが――…?
(「終電なくなっちゃった」)
ムギにとってセックスは、この世で一番楽なコミュニケーション。
指いっぽんも触れないで恋をしてしまうなんて
32年生きてきて初めてのことだった。
(「それは、初めての」)
ほか、まぶしくも儚い5編を収録した短編集、ついに発売!
感想・レビュー・書評
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主にアラサー女子の様々な性や恋愛・結婚へのアプローチ。自分には分かったような分からなかったような。物事が始まるキッカケの部分だけを描く、って割と勇気あると思う。
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不格好だけど、一生懸命に未開拓の今を生きる女の子たちのお話。セックスを知らない、知りたい女の子…本当の恋を知らない女の子…久々に会った元彼…様々な今を生きる女の子たちのお話が宝箱みたいと思える絵の美しさ、表現の巧みさを用いて1冊に詰まっていました。中でも印象に残ったお話はショートカットがステキなバーテンダーさんのお話。切なくて胸がキュッと締め付けられる思いでした…。
1番最初のお話「終電なくなっちゃった」で、
ほんとは私だけがセックスを知らないのかもしれない。経験してない私はものすごく人生を損している気分だ。
という台詞があり、印象に残っています。セックスに限らず、この漫画は、自分だけが知らない、みんなが持っているであろうきらきらを追い求める女の子、がすべてのお話の共通点ではないかしら、と感じました。
まだ知らないこと、満たされないこと、認められないこと。未開拓で不完全な気持ちを、まぶしく包み込んでくれるような大切な1冊になりました◎