イキガミとドナー 上 (on BLUEコミックス)

著者 :
  • 祥伝社
4.20
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本棚登録 : 335
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396785093

作品紹介・あらすじ

「お前の血も肉も全て俺のものだ」戦神と癒し手、魂を預け合う恋。

舞台は未来世界。
ある日、平凡な教師の吉野は、国を守る最強戦闘種
〝イキガミ〟の鬼道のドナーだと知らされる。

【ドナーの体液は、イキガミの傷を治せる唯一の薬】
という衝撃の事実とともに、
強制的に鬼道と同居することになった吉野。

傍若無人な獣のような鬼道に乱暴に体液を要求されるが、
次第にその孤独な素顔があらわとなりーーー。

「いつかドナーと出会ったら、愛してくれるかもしれない。そう思って生きてきたーーー。」

感想・レビュー・書評

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  • 上下巻読了。

  • ラブなシーンがコマがわかりにくく感じました。
    え?キスしたの?してないの?みたいな。
    この違和感は何だろう。

  • なんとなく最終兵器彼女とかエヴァとかを連想してしまう。それよりはラブも多めだしシリアスではないので、とてもいい切なさ塩梅で楽しめた。

  • 世界に突如として現れた、兵器に対して無敵で空も飛べる新人類「イキガミ」。その超人的な力と引き換えに、免疫不全の体質になるため、代わりに免疫システムを担える他人「ドナー」が必要になる、というかなり荒唐無稽な設定の世界での、子供の頃からイキガミとして生きてきた男と、そのドナーとして発見された中学教師との心の交流物語の上巻。スゲエ話でビックリした!

  • 山中ヒコさんの作品はかなり心をえぐってくるので、元気な時でないと読めない。
    前回のSFものの500年の〜もそうだし、灰色の〜もそうだし、死にたがり〜はいまだに読めていません。
    でも大好きです。描かれるのは、ドロドロのつらい状況のなかで少しずつ育っていく健気な純愛ばかり。感動します。

    さてこの作品も、設定からして切なさが振り切れています。イキガミと呼ばれる最強兵器の人間。イキガミはイキガミからしか肉体的ダメージを受けないため、戦争はイキガミ同士での戦いになりました。イキガミには必ずドナーが存在し、負傷したらあらゆるものを提供します。火傷したら皮膚を、内臓を損傷したら移植を、病に犯されたら体液が薬に。
    そしてイキガミもドナーもその役割は義務です。

    そんなふたりに愛が芽生えたら。



    下巻は心の準備をしてから読むことにします。多分号泣です。

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著者プロフィール

10月1日生まれ。切ない片思い、ヒリヒリする痛みなど、丁寧な心理描写で、少女誌、女性誌、ボーイズラブ誌と幅広く活躍中の人気漫画家。
代表作に、『王子様と灰色の日々』『500年の営み』『王子と小鳥』『丸角屋の嫁とり』他多数。

「2017年 『死にたがりと雲雀(5)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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