日韓関係史研究―1965年体制から2002年体制へ

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  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784400212966

作品紹介・あらすじ

日韓両国の辿った葛藤と苦難の歴史を踏まえ、日韓相互の自律的関係と、東アジアの平和に対する両国の責任を問う、現代韓国を代表する知日家の最新作。

感想・レビュー・書評

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  • 私が韓国について勉強しよう!と初めて勉強と韓国を結びつけて考えたのは、深夜、NHKで韓国の日本大衆文化開放政策について解説されていた池明観先生を見てからなので、先生の本は数冊持っているのだけれど、先生の文章の特徴として多少詩的?な書き方をされるので、柔らかな文章でありながらも多少意味がわかりづらい。

    しかしこの本は、日韓関係を勉強する必読書といってもいい本であるといえる。一章一章が連続していないために、同じ出来事について何度も言及されているという点で読みづらいが。
    日本に20年間住み、日本と韓国を冷静に見てこられた人だからこその説得力がある。有名な、韓国民主化闘争時代に匿名で韓国の情報を海外に伝え続けたTK生はこの人。

    それにしてもこの本、韓国語では1200円くらいで、日本語だと4000円ってちょっとぼったくりすぎじゃなかろーか。

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著者プロフィール

1924年生まれ。ソウル大学で宗教哲学を専攻。朴軍事政権下、月刊『思想界』主幹。1972年来日。東京大学大学院での研究を経て、1993年帰国まで東京女子大学教授。帰国後は、日韓共同歴史研究委員会韓国側座長、韓日文化交流政策諮問委員長、翰林大学日本学研究所長などの要職を歴任、日韓交流の礎を築いた。
主な著作『池明観自伝境界線を超える旅』(岩波書店)、『T・K生の時代と「いま」――東アジアの平和と共存への道』(一葉社)、『ものがたり朝鮮の歴史』(明石書店)、『韓国近現代史――1905年から現代まで』(明石書店)、『増補版・韓国文化史』(明石書店)

「2011年 『叙情と愛国 韓国からみた近代日本の詩歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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