- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784401645282
感想・レビュー・書評
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大好きなパリッコさんの対談集です。ピーターバカランの名前に驚愕しましたが、よく見ればこの本シンコーミュージックじゃない。すごいな音楽雑誌にも食い込んでいるとは、パリッコさん恐るべし。
何も為になる事書いていないのが本当にいい。酒の話するときに銘柄の話に終始する人とは飲めないなあと思います。彼のように何もこだわらず、酒をどういうシチュエーションで楽しんでいくかを全力でだらだらやっているのが本当に素晴らしい。
僕の好きなかとうちあきさんと対談しているのを、好き×2でうきうきしながら読みました。
屋外でだらだら飲むの楽しいんでしょうね。そう考えると公園のおっさんたちの酒盛りなんて、本当は憧れのシチュエーションですね。今度観察してみよう。
極め付きはラズウェル細木先生ですね。酒の細道とても好きで単行本集めていましたから。
彼ら二人とも石神井公園付近にお住まいようなので、僕の通勤圏内なのでわかるわかる!と思いながらニヤニヤしていました。
意味を求めるべからず。感じるのです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「晩酌百景」(2018.4)、タイトルに魅かれて図書館予約しました。著者がパリッコという人で11人の人のお酒インタビューといった感じです。向井秀徳、今野亜美、ピーター・バラカン、林雄司、河相我聞、久保ミツロウ、大谷能生、かとうちあき、二村ヒトシ、マリアンヌ東雲、ラズウェル細木。なんと著者をはじめほとんど知らない人ばかり。わずかに、「野宿入門」の著者かとうちあきとラズウェル細木のみ少しだけ知ってる状況。というわけで、マッハのスピードで読了しましたw。
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酒場ライターの貴重な晩酌本。
実際に一緒に吞んでみたい人、大好きなロンドン生まれでかっこいい曲をFMラジオから流して癒してもらっているピーターバラカンさんとの野宿野郎でおなじみのかとうちあきさん。
ピーターさんが大の日本酒好きというのは、この本で初めて知った。
毎晩奥様と晩酌をしているってうらやましい。
かとうちあきさんも可愛い女性ながら、
野宿をテーマに雑誌を出したり、イベントを企画してりで、楽しい人生を送っている。 -
晩酌を通してその人の人生や哲学が見えてくるという対談本。対談相手が最初から向井秀徳さんで、「なんで?」という感じの癖のある人ばかりの人選と、晩酌という切り口とパリッコさんの腰の低さからか、癖のある人たちがよく喋ってくれるというところがすごい。もしかしてこういう話って誰からも質問されないのかしら。自分で簡単な料理を作って晩酌したくなる。
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個人的に大好きな酒場ライターのバリッコ氏が、11人の酔客を相手にそれぞれの晩酌論を引き出したインタビュー集。とにかく11人の人生が素晴らしすぎて涙が出る。
・向井秀徳(ZAZEN BOYS)
・ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
・大谷能生(評論家・ミュージシャン)
・久保ミツロウ(漫画家)
・二村ヒトシ(AV監督)
・林雄司(デイリーポータルZ 編集長)
・河相我聞(俳優)
・かとうちあき(野宿野郎 編集長)
・ラズウェル細木(漫画家) etc・・・。
向井秀徳が自ら作ってくれる「かやく納豆」は読んでいるだけで美味そうだし、大谷能生の「思想家とか社会学者で年取ってつまらないこと言うようになった人は、スーパーで自分でものを買って自分で料理するようになってれば、そんなアホにはならないと思う」という名言からは内田樹を思い出したり(明らかに年取ってアホになったから)、学ぶべき点がたくさん。
最近気に入っている赤坂の食堂兼酒場で一人、これを読みながら飲み食いしていたら、店員さんが「良い本ですね」と声をかけてきた。そう、とても良い本です。