英国の世紀末

著者 : 富士川義之

• 新書館 (1999年12月1日発売)

作品紹介・あらすじ

文学と文明。フレイザー、ワイルド、イェイツ、ジョイス…英国の世紀末に20世紀の源流を探る。

感想・レビュー・書評

[0107springsteenさんの感想 · 2013年10月3日]

再読。
物質文明が幅を利かせる世となった19世紀末以降、人類の悩み（？）は結局変わらないまま100年を経過したというところかな。
ワイルドとかイェーツを出すと微妙にスノビッシュな感じがしなくもないけど、こういうテキストの読み方って流行ったんだよなぁ。
個人的にはあまり好きではないけど成程と思うことは多々ありです（今時で言うところの上から目線ですな）。

著者プロフィール

1938年生まれ。評論家・英文学者。著者に、『風景の詩学』『記憶のランプ』『幻想の風景庭園』など。

「2016年 『新編・日本幻想文学集成　第2巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」