- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403500190
感想・レビュー・書評
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心に傷がある人と、傷に敏感なふしぎな少女ネジの
心の交流から描かれる
傷みと救済の物語って書いたらいいのかな。
すごく好きな漫画です。不思議な読み心地がある。
安楽死について考えさせられる話で
すごく心にしこりが残ったことを覚えています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中学の頃か高校の頃だったか、こなみ詔子さんのマンガが大好きだった。
今は…絵柄が大きく変わって、可愛らしいものを描いていらっしゃる感じがするので、この初期段階の、特にコインロッカーのネジが、大好きだったのです。
詩的で、とてもシンプルな線で、スタイリッシュ。
ふと四半世紀ぶりくらいに思い出して、文庫本を読破したのだけど、驚いた。当時読んでドキドキ(すんごいもの見つけたっていうドキドキ)が、同じくらいの熱量で感じられた。なんて美しい世界なんだろう、と。
美しくて、それでいてなおまた、残酷な世界。
何で忘れていられたんだろう?
これほど影響を受けてしまったひとの、漫画の、存在を。
それくらい、美しいのです。 -
全巻
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マンガっていうのが変な気がするようなマンガ。気持ちの微妙な動きだけ描かれてるような感じ
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コインロッカーに捨てられた少女と、手首に傷のある男の話。
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以下全巻。絵が特に好きで、仕草や指の動きに惹かれます。
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「痛かった?」
コインロッカーに捨てられていた少女・ネジと手首に傷を持つ青年・弘(ひろむ)を軸とした、短篇小説のような漫画。
黒と白のコントラスト、構図の切り取り方が素晴らしいと思う。
文庫版は全三巻。 -
ネジは生まれてすぐコインロッカーに捨てられて、預けられた施設からも飛び出してスリをして生きてきた女の子。
弘に助けられ一緒に暮らし始めます。
人の脆さや弱さ、ずるさと小さな幸せがネジの目を通して描かれています。
全5巻。