もうひとつのドア (ディアプラス文庫)

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  • 新書館
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403520501

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  • [有名建築家×身寄りのない少年]

    親の愛を知らずに育った孤独な少年が
    愛想はないが優しい年上の男に恋心を抱き、葛藤する。

    結末までただあらすじを聞いただけなら
    スタンダードなBLだと思うでしょう。
    そんな作品がどうしてこれほどまで評価が高いのか。

    そこにこの作家さんの素晴らしさがあると思います。
    他の作家が書いたなら、全て端折られてりまうような事も
    ゆっくり描き、それを読み手に飽きさせることなく、
    最後まで持っていく巧みさがこの方の凄いところ。

    普通のBLなら何とも思わない告白シーンで
    泣けるのは凄いと思いました。
    物語にまったくムリがありません。

    *****************************

    ☆あらすじ☆

    ―きみはこれからきっと幸せになれる。
    生きる希望もなく、不幸に慣らされていた広海にそう言ってくれたのは、
    大きくてあたたかい手を持つ、三夜沢だった…。
    理不尽な借金に追われる十七歳の広海は、バイト先に客として現れた
    少女とその父親・三夜沢と知り合う。
    娘に冷たく見えた男にはじめは反発を覚えるものの、
    いつしか三夜沢の不器用なやさしさに惹かれ…。

  • 小説

  • 子持ちカタブツ男×借金勤労少年。
    勤労少年というのはツボなのですごく楽しみながら読みました。
    攻めの娘さんがとても愛らしくてよかったです。
    素敵な家庭を築いていってほしいものです(笑)

  • すごーく既視感が…

  • 愛される事に不慣れな人間×子持ちのやもめ

    愛のぬくもりを欲しながらも、手に入らないと
    最初から諦めている心が痛々しいですが
    人のぬくもりを少しずつ知っていくところが
    非常に良かったです。

    しっかりとした家族になれたら良いなと
    素直に思える作品です。

  • 飛騨に行きたくなりました
    バーベキューがしたくなりました
    ろくでもないおやじに付きまとわれる綺麗な子と、わかりにくいけどかっこいいおじさんと、優しくてかわいい女の子のヒーリングストーリー?です。
    世の中、悪い人だけじゃないし良い人だけじゃない。
    というかそもそも悪いだけの人も良いだけの人もいないのに、この世のすべてが絶望的のような思い込みをして生きるのは、本当に人生もったいないなあと思います。
    相手がどんな人間かより、自分が相手のどんな面を引き出せるかが、楽しくいきるコツですか?

    月村さんのお話はほとんどなんでも好きなのですが、この話はイラストも綺麗で印象に残りました。
    おなじみ不幸ネタですが、やはり毎回ちゃんと違ったタイプの暗い子が主人公で、その辺はすごいなあと思います。
    毎回そうですが、登場人物のみんなに幸せでいて欲しいなあと思いました。

  • BL関連の話で初めて泣いた作品…だと思います

  • 年上×年下モノ。
    受の境遇が不幸なんだけど、
    終盤にかけて受が前向きになっていくところが好き。

  • この作家さんの本はいまのところハズレなしですね★
    全体を通してキューンとしっぱなしでした。主人公がずーっと卑屈なままではなく、少しずつ変わっていくのがよくわかったし、読んでよかったなと思いました。えっちなシーンをつい求めがちなこのジャンルですが、それがほとんどなしでも満足いく一冊でした〜。

  • 妹の。作者好き。

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