恋愛☆コンプレックス (ディアプラス文庫)

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  • 新書館
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403522970

感想・レビュー・書評

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  • 過去の出来事を引きづり不安に思う あまり女王様になっちゃった朋樹に びっくり。月村さん読むの3作目だ けど確かに肌色多めだった。玲央の 爽やかさ、男らしさが素敵でした。

  • 失敗を恐れていきなりドSの女王様を演じるところが可愛くて笑ったwしかしこのワンコはいいワンコ!血統書付きだけどたまに野性的ってのは鉄板ですがゾクゾクしますね。書き下ろしも秀逸でした!

  • ★4.5。こういうポジティブで包容力と行動力と情熱を兼ね備えた攻は安心して萌えられて良い!しかも年下わんこ!受のぶっ飛んだ卑屈っぷりに途中めげそうになったけど、卑屈の壁をぶち壊すような若い攻パワーのおかげで長々すれ違う事がなくて気分爽快。これで攻まで不器用とか寡黙系だと大変な事に(笑)スーパー卑屈スパイラルから抜け出して素直に告白した受のスーパー無自覚殺し文句スパイラルが可愛い過ぎる。それまで卑屈だった分の素直さが一気に放出されて誤解が解ける展開は気持ち良い。

  • 前作よりもさらに肌色度がアップしてましたね~。あとがきみて納得だったんですが、私はてっきり書けない方なんだと思っていたので、新たな発見でしたが、月村さんのお話は別にそれが無くても全然okなんですけどね。今回は玲央がすごくいい子でしたね。爽やかな年下ワンコ攻め♪ 挿絵も素敵で、いい感じの月村さんらしいネガティブ受けで楽しめました。書き下ろしの表題挿絵の『わん!』が可愛くて笑えた。

  • いつもの月村さん。。ではなかったかも。
    月村さんにしては珍しく肌色シーンが多めでした。
    ガッツリ書きたくなる事があるんですかね。
    過去のトラウマから、経験がないのに経験豊富な演技をする
    年上の卑屈な受、朋樹。攻めは年下だけどカッコいいし包容力が
    ある玲央。うーんいいオトコ。
    とにかく暴走しすぎな朋樹のぐるぐるが愛しかったです。
    ハッピーエンドの安心感がやっぱり好きです。

  • 作者名を途中で確認してしまったww
    あのシーンはあまり書かない主義だと思ったら、そうでもないんだ!
    それにしては一気に振り切れ過ぎでしたがw
    内容は普通かなー。好き好きオーラが半端ないんで
    切なくなるような内容じゃなかった。

  • 人の心をくすぐるのが上手い作家さん。甘い話のようで、ほろ苦いところがあったりします。
    主人公は漫画家を生業とする32歳の朋樹。元々は公務員だったのが、ゲイである自分の性癖を好きな男にからかわれて辞めた末の転職です。すっかり人を信用できなくなり人嫌いになっていたのに、隣に住む大学生で王子みたいなイケメンの玲央に懐かれてしまいます。でも、タイトルどおり恋愛にコンプレックスを抱く朋樹は、自分の気持ちに正直になれないし、相手の好意を疑うことしかできません。

    こういう話の導入シーンは定番なのですが、この作品はそこからが抱腹絶倒の面白さです。Hシーンが笑っちゃいけないと思うのに笑えるし、胸が痛むし、かわいすぎるしで悶えました。
    玲央の好意が信じられない、でも、玲央のことは好き、という朋樹の葛藤が妙な事になっているのがツボ。必死さも感じられるのですが、月村センセ独特の軽妙な筆致で悲壮感はなく、エロも大量な割にはいやらしくなく、むしろ胸キュン。

    朋樹がかわいく思えたもうひとつの原因は、攻の玲央にあります。彼は、ノンケで遊びなれたモテ男という印象なので、朋樹が懐疑的になっても無理はないキャラ。しかも、少し正体不明。そんなひとまわりも年下男の玲央の気持ちを否定しながら、朋樹はどうしようもなく好きになってしまうのです。いつの間にか自分のテリトリーに入り込んでいる玲央が好き過ぎて、受け入れることも拒むこともできないオトコ心が切ない。虚勢を張ってエセ女王様を演じる朋樹にキュンキュンしちゃいました。

    朋樹に向ける玲央の一途な気持ちも、年下らしからぬ優しさや包容力に安堵させられました。特に終盤朋樹の仇討ちをするシーンはカッコよくてすごく爽快です。で、その後のHは年下強引攻めで、こちらはまとも?なエロさでした。

  • つ、月村さんがえろい…!どうしたの…!すっごいびっくりしました!ふっつーにふっつーの最初から最後までの描写があるよ!ふっつーの分量あるよ!ふっつーて世の普通だよ?つまり普通にあるんですよ?何を言ってるか判らないと思うが状態。朝チュンとか2,3ページとかじゃなくて!何回か!やぁもう誰の本読んでるんだっけって本気で思いましたびっくりした。びっくりした。本当にびっくりしました。
    でもお話はやっぱり月村さん。切ないし胸が痛かったです。きりきりと。自虐描かせたら月村さんだなぁと。うじうじじめじめ、普通だと鬱陶しい!と思うし腹立つんですけど月村さんのは不思議と感情移入してしまうんですよね。加減とか描写とか合う合わないもあると思うけど腕なんでしょうね。
    真面目でお堅くて自分の性癖が許せなくて、神経を張り巡らせて慎重に性癖を隠して生きてきたのに騙されて更に人間不信になってしまった主人公。と空気の読める柔らか系のわんこな隣人大学生のお話。
    主人公は攻が好きなのに、攻に好かれても騙された経験から信じる事が出来ず、酷い言葉を何度もぶつけて酷い仕打ちをしてしまう。でも攻はめげずに関係を続けていく2人。主人公視点なのできっと騙されてるんだ、絶対に信じないと思う気持ちには胸が痛むのですが、攻の事考えるとかなり可哀想なんですよね。それって攻とは一切関係ない、受の過去のトラウマのとばっちりなわけで。しかも「信じない」とかも受の口から聞かされるわけでもないので、攻からしたらわけが解らない状態だと思います。好きって言ったら何この反応みたいな。自分の傷ばかりで自分の気持ちばかりで、攻の気持ちを考えてない。だけどそこの部分を10年来の付き合いの泉美の言葉の助けもあってですが、きっちりしっかり自分のした事の酷さだとかそれは全て突き詰めていけば自分自身の生き方や姿勢が生み出してしまった事、自業自得の結果である事を、痒いところが一切ないまでにきちんと自覚するので、すっきりします。だから腹立たしさが生まれなかったです。あと、攻が全てを知ったあと、今までの受の言動を「かわいい」と思ったからかな。いつもなら酷い事した分の相応のしっぺ返しをと思うんですけど、そういうのも全て消化されました。
    そして結構コメディテイストでした。騙されない傷つかない為にはどうすればいいかと主人公が取る言動が、本人的には真剣だし精一杯なんですけど笑えました。切な…ぶふっみたいな。胸が痛みかかるけど吹いてしまう。自分が主導権を取れば騙されないはず!と、普段は大人しいのに何故かどえす女王キャラになってしまうという。マグロになってろ!一切手を出すな!つって自分も経験ないのに。「後ろだけに」の親父ギャグには動揺しました(笑)そして女王キャラだったせいで通じ合ったあとに出た攻の台詞に爆笑しました。そりゃ勘違いするよね。
    続編は騙した人間が出て来て不快になりましたが最後にはすきっと爽快。解決。攻の台詞にはこれまた月村さんどうしたの?!となりました(笑)そんな赤裸々な。でもとってもらぶらぶで甘々でかわいかったです。らぶらぶはよい。お互いにベタ惚れなのはいいですね。攻は本当によいわんこでした。爽やかに良い男だ。ちょっぴり変態も入りつつ、でも好きだからだよね!ていうので、とってもかわいかったです。
    あとがきもウケました。いつも笑えて好きです。自虐なのに爽やかというかサラッとしてるというか。そりゃあ月村さんが書いたらやっぱり皆驚くよね。でも書きたくて書いたんですね!ていうか全然普通に書けるんですね。拙いとかそういう事も全くなく。てかむしろ編集から減らされたって一体どんな事書いてたのか気になります(笑)本編読みながら思ってたのですが、いつものあとがきみたいな雰囲気でした本編。自虐だけどなんか笑えるみたいな。
    タイトル最初出た時は☆入ってて驚いたけど、明るいBLでした。

  • あとがきにもあったけど、月村さんにしてはほんっと肌色シーン多かった(笑)私も、編集さんに…なのかなと思ってたけどそうじゃないんだ〜(笑)こういう月村さん新鮮でした♪やっぱり根本はいつものらしさもあって、すごく良かったです^^朋樹のネガティブ&被害妄想っぷりが笑ってしまうぐらいひどくて可笑しかった〜(笑)わざと悪者に見せようと、ドSっぽく振る舞うとこなんか爆笑wなんか、つくづく月村さん作品はツボをついてくるー

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