- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403523267
作品紹介・あらすじ
『綾織村に中国からお嫁さんを迎えよう』村を挙げての婚活プロジェクトに渋々参加することになった信。とはいえまだ25歳、結婚する気はない。一方、姉代わりの友人の付き添いで、プチ女装で渋々参加した夏雨(23歳・男)。もちろん結婚する気はない。そんな二人は、顔合わせ初日から言葉も通じないのに大喧嘩。だがなぜか、夏雨がホームステイ先に信の家を選び…!?藍苺香る農村で育む、摘みたてラブ。
感想・レビュー・書評
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某テレビのお見合い番組を彷彿とする国際結婚お見合いもの。
高学歴就職浪人な中国人の男の子が、姉貴分のつきそいで
日本の農家の嫁にいらっしゃ~い、なお見合い企画に女の
ふりして参加したら、うっかりホームステイ先に馴染んじゃった
上に、結婚する気なんてなかったそこの息子に恋しちゃいました、
というお話です。
片言の日本語間違いが色々とぶっ飛んでておかしいうけに、
攻がやっぱり微妙に変態という、小林節炸裂。
どうしても真面目に読むことが出来ないのが、攻の家族。
BLですんなり家族に受け入れられる設定が凄く苦手なんですが、
ここの家族の場合、そのぶっ飛び具合が尋常じゃないので、
まぁ……この家族ならありえるよね……と思わされてしまうくらい
強引にぐいぐい引っ張り込まれます。
確かに、田舎の農家でこんな家族だったら楽しいでしょうが、
その楽しい家族ゆえに、Hできない状況に追い込まれて
ふたりでモンモンとしてる様子に笑えます。
追い詰められすぎて、ロマンチックもどこ吹く風な展開での
初Hとなりましたが、あぁもうごちそうさま、という感じで
楽しく読めました。
チャイナドレス、私も見たかったです。 -
★3・7
中国の男の子と日本男子の組み合わせっていうのがまず新鮮だった!婚活の付き添いで女装で参加とか、設定がまた面白い。最初、全然可愛げがない夏雨だったのに段々可愛らしくなっていくのが、さすが小林さんって感じでした(笑)中国語のセリフも結構あって勉強になった~。夏雨の片言の日本語がまためっちゃかわいいの!!これは萌える…!w山野井家の面々も愉快な人達ばっかりで和んだ~。 -
こんな設定あり⁉︎って思ったけどテンポ良く楽しく読めた。
村の婚活プロジェクトに嫌々参加させられた信×プチ女装で渋々参加した中国人の夏雨(男)。
ふたりの出会いは最悪だったけど、くっついちゃったらね〜。もうお互いが大好き♡信はプチ変態が入っちゃったし、夏雨も可愛い良い子だし。なんと言っても夏雨の日本語が面白くて何度もプププwww
山野井ファミリーはいい味だしてるし。脇が出しゃばらず話を盛り上げてるのは読んでいても楽しかった。
挿絵のイサク先生もピッタリだった。
次のエッチはもっとロマンチックな所でお願いだねwww -
無茶苦茶すぎる設定やねんけど笑、好き!幸せな読後感とはこのことかって実感する笑。
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トマトと卵の炒め物作った!w典雅さん独特のボキャブラリーとテンポの良さで進む進む。
先に進むのがもったいないくらい面白くて萌えた!
典雅さんのいつものパターンで初めはイケてるはずのメンズが後半にはズタズタにされ変態ムッツリになっていくのも笑えるw
登場人物全員が憎めない魅力的ないいキャラで、中でも身も蓋もないことサラッと言ってる春子おばあちゃんと慶雲がお気に入り。
タイトルもブルーベリーじゃなく藍苺なのも素敵。
日本語と中国語の交じった会話もエロくて萌えた(*´艸`*)
チャイナドレスプレイも読んでみたいー♡ -
雑誌掲載時から大好きで文庫化を今か今かと待っていた本。
この二人が可愛くておかしくて大好き。家族も優しくて大きくて大好き。
大好きがいっぱい詰まった1冊でした -
☆社会情勢に詳しくなりました(笑)☆
町興しとしてブルーベリー農家の嫁を募集したところ、中国から婚活にきた夏雨(シアユー)となぜか同居することになった信。夏雨は信のことを嫌っているし、しかも男である。
まったくその気がない二人が恋愛に発展する様は、なんともまぁイイ感じ(*^_^*)
典雅さんのダジャレも大好きだし、カタコトな日本語が可愛らしいのです!!
信の「寛容でアットホームな家族たち」もイイ味出してますヨ(笑) -
ストーリーの背景である社会事情を説明し過ぎて雰囲気を壊していると思う。もっと登場人物の会話やエピソードの中にさりげなく取り入れて状況を読み手に分からせる方法があるんじゃないかと思うが。
作者は問題提起をしたくてこの作品を書いたのだろうか。それともどんな社会背景や事情があろうと、愛が芽生えれば人は理解し合いたいとか、困難を乗り越えたいとかするもんだとか、恋愛の強さや暖かさ、それからこの作品で大事な家族という繋がり、そんなものを伝えたいんじゃないだろうか。読んでみてそういうものを感じたんだけどな。