恋の二人連れ (ディアプラス文庫)

著者 :
  • 新書館
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本棚登録 : 58
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403524479

感想・レビュー・書評

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  • すごくシンプルなお話なんだけど、それゆえにキャラの良さが引き立つ。とにかく受が可愛い!一生懸命で素直な頑張り屋。対する攻は、偏屈でひねくれた男。受に色々な意地悪を言うものの、受の天然な受け答えに毒気を抜かれてしまう様は見ていて楽しいやらキュンとするやら。受が笑ったりしゅんとしたりするところを、まるで攻の気持ちで追ってしまう。そんな受に絆されていく攻の様子も所々にちゃんとあって、ときめきながら読んでいました。挿絵もこの時代の雰囲気にとってもよく合っていて、このイラストで情景が目に浮かぶほど。すべてが萌えの宝庫でした。

  • 小説家の間宮と編集者梓の話。必要なことを口に出さない(出せない?)2人だな。とヤキモキした。不安になったときに素直に言えば、問題なかったのに...。それでもお互いのことが大好きで、大切なのはよく分かる。少しずつ相手を理解していけば、もっと幸せな2人になれそう。今でも充分かもしれないけど...。

  • 関西弁シリーズ好き。でも、いつもの関西弁とはちょっと違う。はんなりって感じ。

  • ★4.5受けの魅力に尽きる

  • 人気小説家の間宮×編集者の梓。大正時代の大阪が舞台。
    とっても好みのお話で楽しかった。偏屈な間宮が純粋で素直な梓に毒気を抜かれて心を許していくのがたまらんですね。しかしなかなか子供っぽい。ぶっきらぼうながら優しくもあるんだけど、ちょっと梓を泣かせすぎじゃないですか。梓はもう素直に間宮を慕っていて一生懸命なのが可愛くて。甘々〜でとっても癒されます。
    伊東さんのイラストも雰囲気がぴったりですごく素敵でした。モノクロはもちろん、カラーも色使いが綺麗で眼福でした。

  • これ、雑誌で読んで気に入ってた作品でした。受けの梓がとてもカワイイのです。そうか、梓は健気受けかー。攻めの気難しさ加減も、梓のおかげで微笑ましく見えるほど。書き下ろし部分は、ひたすら攻めが受けにデレデレで、当て馬の存在も霞むほど、スウィートでした。表紙絵も挿絵も、作品にピッタリ合っているのもお気に入り。

  • めっちゃ健気な受でした。見た感じはほんわかとおっとりしてる感じなのに、ちゃんと言うところは言う!ってのがいい。攻はう~んどこがいい?と言われると困るんだけれど、受が可愛くて仕方ないくせにうまく表現できないっていうか受を泣かせ過ぎだな~!

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著者プロフィール

(くがありか) 2003年ディアプラス文庫『キスの温度』(新書館)にてデビュー。BL各社で活躍する小説家。

「2020年 『君と狸と幸せごはん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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