- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403524806
感想・レビュー・書評
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二人とも好感が持てる。
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書道、憧れる~~!!
悪筆のまま、またいして(方言)逝くんだ、私は。
美しい日本文字書きたかったなぁ(笑)。 -
雑誌で拝読済。安西リカさんに初めてハマったお話。
ノンケ攻が、他の男に片想いをしている受と知り合い意気投合。友人として付き合っていく内に惹かれていく。
受が、可愛いなあ!友達関係になってから攻に見せる言動が自然で可愛い。そんな彼に、朴念仁な攻が惹かれていく描写もときめく。王道で可愛らしさにあふれたお話。この後の話もあったら良かったのに。 -
あとがきに「今回はいつにもまして特になにも起こらないお話です」とありましたが、それでいいんです~!そういうのセンセに求めてるんです。センセの描くオトナの日常的恋愛が大好物なんですよ。設定とか、違う作風とかそういったものも大切なのかもしれないけど、それ以上にただ男同士の心の揺れやときめきがしっかりあれば満足なんです…
今回のはまさにそれでした。
リーマンもの。社長秘書をしている土屋は世間でいう苦労人だけど、そんなことを感じさせない有能なイケメンです。
彼視点で話が進行するので気づきにくいですが、かなりの天然でしっかりしてるようで抜けてます…
人の言動の裏を深読みするより、まず行動するのがさっぱりしていてカッコいいですが、何事にも大ざっぱです。
そのせいで、頼人の気持ちどころか自分自身の気持ちにもまったく気付かないというボケをかましています。
土屋は頼人が社長のことまだ好きだと思い込んでいて、それを友情から応援しようとするけど、なんか訳わからずモヤモヤしてしまうという…ww
この土屋の鈍さが、恋愛力の低さがツボど真ん中でした。
顔を見たい、話がしたい、ただそばにいるだけでいい、会いたい…って、それはもはや恋ですよ~!赤面。
自覚した瞬間のつっちー、最高でした(笑)
そこからの展開が激甘で、ニヤつきが止まりませんでした。
エロ的にはどっちかというとムードもへったくれもないのに、なぜかいちゃいちゃラブラブで、ごちそうさまな感じが天才か?というwwたまらなかったです。
頼人はビジュアルは最強美人のくせに、ノンケ相手の恋愛に関しては弱腰になっていて気持ちとうらはらな態度を取ってしまうから、単純なつっちーにはまったく伝わらないのが焦れ焦れするところなんです。読者はみんな完璧に理解してるのにね~
つっちーが恋という字を読み解くことができて、本当に安堵しました。
今回も書き下ろしがとてもよかったです。
「恋という字をかみしめて」は、頼人視点で描かれています。
両想いになれて、幸せでしかたない頼人の恋心が炸裂していました。そして幸せ過ぎてめちゃ不安になるという贅沢病にかかっていました。
ノンケのつっちーが心変わりするんじゃないかと、ありもしない心配でどうにかなりそうになってて。
でも、その気持ちすごくわかります。疑心暗鬼でジェラっちゃうやつですよね。
笹乃井というゲイの映像ディレクターが登場したあたりから、俄然つっちーが面白くなってきてほんとに萌えました。あんなに単純に嫉妬の炎を燃やす男って最高!
私的クライマックスシーンでした。
頼人もラブを確信できてスッキリしたに違いないですね。
そもそもつっちーってすてきなのに気が利くタイプではないし、天然で裏表もないし繊細さもないけど、そこがとても信じられるところでもあり、愛もまっすぐだから、頼人もこれからは素直にいっぱい愛情表現できそう。
「ただいま」では、その後の幸せそうな二人の姿を見ることができて大満足でした。いい家族関係だなと思いました。
こういう日常ラブをまた期待しています。