あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します (ウィングス文庫)

著者 :
  • 新書館
4.00
  • (7)
  • (15)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 101
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403541902

作品紹介・あらすじ

あなたが怖くて入れないそのお店、代わりに入って食べて、生きてるか死んでるか、判定しましょう。ぐだぐだの日々を送っていた小説家&マンガ家の二人は、ある日友人のススメを受けて、そんな企画をぶちあげた。まずは手始めに、近所の謎に満ちた外観の中華屋さんから。そこから始まる恐怖とリバースの冒険とは!?なぜか完食ルールも発生し、友人&担当ズも巻き込んだ、グルメエッセイならぬ「死んでる店」探しの突撃体験エッセイ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 営業しているかしていないかわからない店(飲食店限定)に突撃取材。
    生きてるか死んでるか(美味しいか美味しくないか)判定しよう!というグルメ?エッセイ。
    単行本の時から気になっていたけど、田舎ゆえに手に入れられなかった1冊をようやく文庫で読了。
    ひどいお店ってとことんひどいんだなー、でもどうやってやっていけてるのか不思議だなー。
    うちの地元にも1軒あるんだけど、取材行ってくれないかなf(^^;。

  • 小説家と漫画家➕お供が【営業してるかどうか怪しい店】を募っての
    突撃エッセイ。
    世にグルメ番組やエッセイは数あれども、こんなテイストの取材はないでしょう!
    だって身体壊すよ、絶対(笑)
    でもまぁ、ベトナムのローカル店ってこんな店が多いかも?
    味はそこそこ美味しいみたいだけどね。
    さすがに募集が来なかったのか身の危険を感じたのか、
    続編が出そうもないのが残念?

  • 数年前に単行本として出た直後に、やはり都会の本屋で立ち読みをし、バカ笑いしそうになって「こりゃいかん、このまま立ち読み続けては人目につきすぎる」と地味に控えめに生きるよう教えられてきた私は、いったん本を置いたものの、続きは気になる。
    しかし、買えば重い、自宅には積んである本がしこたまある(今もだが)、何よりその頃は金がなかったので、友達の誰かが買って貸してくれることをアテにして、その場を去った。

    しかし、ものの見事にアテははずれ、地元の本屋には入らず、都会の本屋へしばらくぶりに行ったら見つからなかった。

    似たタイトルの本を見つけては「こんな人の食べるものが出てくる店じゃ生ぬるいわ」などと思っていたところ、文庫発売の朗報が♪

    日曜日の午後、都会の本屋で買いました。
    夜遅くに帰宅し、夕食を食べ、日付変わった直後に風呂に入り、出たところで忘れていた洗濯機の中身を取り出して干し、髪が乾くまでの間の時間つぶしに読み始め、夜明けを迎え読了。

    読んだ感想
    「吐いたら(または下したら)病院へ行け! 保健所へ行け! 野放しにするなよ、死んで腐敗した中華飯店を!」

    是非、死んでる店のその後をレポートして欲しいです。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「保健所へ行け!」
      読むのが恐いなぁ、、、
      しかし保健所の立ち入り検査があるでしょ?どうやって切り抜けているんだろう?(やっぱり続報必要です...
      「保健所へ行け!」
      読むのが恐いなぁ、、、
      しかし保健所の立ち入り検査があるでしょ?どうやって切り抜けているんだろう?(やっぱり続報必要ですね)
      2013/03/15
  • 文庫になったので読んでみた。不味い飯の話は笑い飛ばせるものではなく、惨めな気持ちになるだけだと知りました(笑)。しかし、出てくる店、衛生管理者とか調理師免許の資格持ってなさそうなんだけど、営業出来る物なの? 保健所から営業停止食らいそうなんだけど。

  • どこの町でもある、あれホントに店なの?なんで潰れないの?的な怪しい飲食店に突撃する体験レポート。
    凄く体を張って面白い内容なのだが、文章が個人的には読みづらかった。が、内容としてはやっぱり面白いので最後まで読み続けれた。

  • 面白いという要素がなけりゃ、とうの昔に放り投げてた…食欲を抑えたい方に激しく本を読むのをおすすめします!
    http://www.ne.jp/asahi/behere/now/newpage210.htm

  • 連載してたことは知ってて、気になってて、でも読んでなくて、文庫化したので思わず買ってしまいました。海馬の当時から、無謀無計画っぷりが面白かったんだけど…変わってナイ(笑)。

    しかし、予想以上にデンジャラスな企画だったのね。マズさに悶絶するくらいかと思いきや、マーライオンが何頭も…((;゚Д゚))ヒイイ。不衛生はイカン不衛生は…保健所なにしてんだ。通報もののお店もあるなあ…。

    でも他人がこーいうアホやってるのを見たり聞いたりするのは大好きだ!バラエティはヤラセっぽくて嫌いなんだけど、誰に頼まれたわけでもなく、自らやってるあたりが◎。Part2、ぜひ期待します。

  • どの町にも必ずあると言っていい、「営業しているのかしていないのか分からない」店の突撃ルポ。

    テーマは非常に面白く、作者たちの身の張り具合も素晴らしい。とにかく色々な意味で「すごいな」と思う。残念なのは文体。オタクっぽいので好き嫌いが分かれる所だと思う。また、本題と関係のないエピソードがいきなり挿入されるので、話が時折散漫になる。身内の仲良しネタはもう少し控えめにして、テーマに沿った文章に絞ればもっと有名な本になったのでは…と思う。

  • (いろんな意味で)すごかった

全14件中 1 - 14件を表示

著者プロフィール

福島県出身、在住。 2月2日生まれ。小説、漫画原作、エッセイ、戯曲を執筆。『毎日晴天!』シリーズ(徳間書店)、『色悪作家と校正者』シリーズ、エッセイ『海馬が耳から駆けてゆく』シリーズ(ともに新書館)等、『硬い爪、切り裂く指に明日』(河出書房新社)。『シェイクスピア警察 マクベスは世界の王になれるか』(集英社)等、著書多数。

「2021年 『しずく石町の法律家は狼と眠る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

菅野彰の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×