宮部みゆき責任編集 やっぱり宮部みゆきの怪談が大好き (別冊歴史読本53)
- 新人物往来社 (2011年7月14日発売)
- Amazon.co.jp ・雑誌 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784404036537
作品紹介・あらすじ
雑誌「歴史読本」創刊55周年企画! 「宮部ワールド」の重要なアイテムである「江戸」と「怪談」を楽しめる夏にぴったりな一冊!北村薫と宮部みゆきのスペシャル対談も収録!
感想・レビュー・書評
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宮部みゆきの本を網羅してる自分には特に、であった。
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読書録「やっぱり宮部みゆきの怪談が大好き!」3
責任編集 宮部みゆき
出版 新人物往来社
p230より引用
“死者を哀悼することは、他者への共感とと
もに、人間が人間であるということの条件だ
とすら言えるのかもしれない。”
目次から抜粋引用
“怪談の名作一気読み
宮部怪談の舞台を歩く
大江戸ホラースポット紀行
「百物語」とはなにか
日本三大怪談のルーツを探る”
小説家として多くの怪談を著作に持つ宮部
氏が、怪談とそれにまつわる歴史や地域につ
いてまとめた一冊。
直木賞作家同士の対談から悪霊になった歴
史上の人物についてまで、怪談にまつわる事
柄がてんこ盛りです。
上記の引用は、悪霊になった人達について
書かれた章での一文。
死んでからまで悪く言われるような人は、そ
れなりの生き方をしてきたのでしょうけれど、
政敵に追いやられた人などもいて、そりゃあ
恨むだろうとも思います。
人を悪霊にしてしまうのは、その人に対する
後ろめたさを持った人の気持ちの表れである
ようですね。
後々悪夢にうなされるようなことは、してお
かないに限りますが、本当に悪い人はそんな
繊細ではないでしょうけれど。
書店員のおすすめや、その他の宣伝も多い
ので、少しごちゃごちゃとした感がします。
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2015年5月7日読了。宮部みゆき責任編集の怪談特集本。北村薫との対談、女史の江戸怪談小説の紹介、関連本のブックガイド、宮部みゆきオススメの怪談短編など充実の内容。中でも、「福澤徹三」氏による怪談話にはなかなかゾクリとさせられた。話し手が体験した・あるいは聞いた出来事が話し手のフィルターを通して語られ、それが聞き手の記憶や震災後など当時の状況とシンクロして何とも言えない怖さ・余韻を生む、というのが怪談の醍醐味か。江戸の三大怪談なども、詳しく読んでみたいもの。
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■ 1268.
<読破期間>
2012/7/7~2012/7/15 -
1年経ってようやく回ってきました。
短編が4作ほど収録されてますが、後ほどちゃんと読むため読んでません。
怪談はやっぱり文字で読んだり耳で聴いたりするに限る。
でも「世にも怪奇な物語」は観たい! -
2012年8月2日〜8月18日
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宮部お姉様の江戸ものガイド本って感じでしょうか。
お姉様ご推薦の、他の作家さんの怪談短編が載ってたりもします。
北村大先生との対談は面白かった(´∀`*) -
宮部みゆきさんのブックガイドのようでもあるけど、それだけじゃない一冊。怪談スポットの紹介や怪談短編や北村薫さんとの対談等々、盛りだくさんな内容です。
宮部さんの時代物にはまだ読んでいないのが何冊かあるし。既読のものも読み直したくなってしまう一冊でした。