ココ・シャネルという生き方 (新人物文庫 や 1-1)

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  • 新人物往来社
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404037398

感想・レビュー・書評

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  • 初めてココシャネルの人生について知った。
    貧しい生まれで自由を渇望し、色んなことを挑戦して、新しい女性のスタイルを作っていった。また一流の男の人たち華やかな交流とともに多くの別れもあった。仕事が第一で、退屈が一番嫌いだった。働けない日曜日が嫌いだった。

    全部を真似はできないけれども、いくつか印象に残った言葉があった。
    「シンプルで着心地が良く無駄がない」
    「経済的援助と愛をごちゃまぜにしない」
    「女友達とはあらゆる感情で付き合う、摩擦を恐れすぎてはいないか。もしも相手と深い関係を築きたいなら、うわべだけの言葉、偽りの薄ら笑いを止めなければならない」
    『20歳の顔を自然がくれたもの。30歳の顔はあなたの生活によって刻まれる。50歳の顔にはあなた自身の価値が現れる』
    『香水は貴女がキスしてほしいところにつけなさい』
    『化粧は他の人のためにするのではなく、自分のため』

  • 昔はシャネルって好きぢゃなかった。
    だけど、今はシャネルが1番好き。

    女を魅了し続けるブランド。
    絶対的な白と黒のコントラスト。
    シャネルという人の生き様を知りたいと思った。
    革命を起こした女の生き様に興味があった。
    それは多分自分がもの凄く迷走期間だからかも知れないけど。

    でも、この本を読んで良かった。
    シャネルの生き様を真似ることや参考にすることは出来ないけど、
    美しく生きること、に対して背筋が伸びた。

    嫌悪する事。ノンと言うこと。愛される事。

    1番を2つつくらない事。

    シャネルの言葉の引用が多くて良かった。
    そして次々と登場するシャネルを愛した男達との関係も、
    とてもシンプルに書かれていて、それも凄く良かった。

    対等であるために、美しさに手を抜かない。
    愛されることをためらわない。

    女の人には是非読んで欲しい1冊。

  • .
    ココ・シャネルという生き方
    .
    あたしは自分で引いた道をまっすぐ進む。
    たとえ退屈になっても、自分が勝手に選んだ道だからこそ、その道の奴隷になる。
    .
    この言葉が好き

  • イマイチ凄さが伝わってこない本

  • シャネルにまつわる本は初めて読んだわけでもなかったのに
    なぜか全然知らなかったシャネルをみたきがした。

    規格品の幸せを歩んではいけない
    確かに。

    でも、シャネルのように強固にそれを貫き通すって、至難の技。

    本を読んだらすぐ古本屋に向かう私だけど
    文庫本でもこれは大切にして
    また読みたい一冊。

  • もし今シャネルがいたら色々燃えてそうだよなぁと思った。「女の幸せは愛されることであり、愛されなければ、おわり」女性だからこそ仕事に恋愛に愛されるからこそ輝けると思う。愛される人になりたい。信条を求めている人に。

  • 「マドモアゼル・ココ」は皮肉だったんじゃないか?
    プロダクトに感謝こそすれ、人として尊敬できるかというとちょっと疑問だ。

    今でいえばただのパワハラ・ワンマンデザイナーだが、彼女がもたらしたものは大きすぎた。
    リップスティック、ジャージのスーツ、チェーンバッグ、そして「No.5」。
    薄い体というコンプレックスをぐるっと裏返して、これぞまさしく自己肯定なのではないか。
    機能的で心地よいものを作り出す彼女は、天才なのだとわかる。

    映画化すると、役者の手前どうにかかっこよく見えるように対象の人物を描いてしまいがちだが、この書籍は違う。
    シャネルがいかに扱いづらい変人だったかを「這いつくばってスカートを~」という文章だけで伝えてくる。

  • 「ココ・シャネルの言葉」の後に続けて読んだので分かりやすかったし、より理解できたと思う。強烈な個性、ゴージャスな交遊関係、生きざま・・・「すごい」しかないです。

  • 自分が何者なのか決意しなさい…夢を叶えると決意する、傲慢な人間になる(仕事のために、すべて犠牲にするように自分にも厳しくあること)

    女友達と喧嘩しなさい…女友達とは、あらゆる感情で付き合う。摩擦を恐れすぎてはいないか。深い関係を築きたいなら、うわべの言葉をやめること。女友達は多くなくていい。

    退屈より大失敗を選びなさい…自分のために、それをする。遅くなってもやったほうがいい。

  • シャネル、の人生を初めて読んだので、面白かった。自分のやりたいことに向かって、仕事に生きる、でもいろんな男の人ともいろんな関係がある、影響する、時代の変化、など。
    章ごとにシャネルの主張を整理する、という本の立て付け、なので初めての者には読みやすかった、一方で本にも参考図書がいくつかあったものを読んでみたくもなった。

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著者プロフィール

山口路子(やまぐちみちこ)
1966年5月2日生まれ。作家。美術エッセイ、小説など著書多数。近年では、ひとり出版社ブルーモーメントから「生き方シリーズ」の刊行が始まる。また、大和書房より刊行の言葉シリーズ(『オードリー・ヘップバーンの言葉』『マリリン・モンローの言葉』『ココ・シャネルの言葉』『ジェーン・バーキンの言葉』『マドンナの言葉』『カトリーヌ・ドヌーヴの言葉』『サガンの言葉』など)が好評、『逃避の名言集』も話題となり版を重ねている。近著は『大人の美学 245の視点』『ピカソの言葉』『彼女たちの20代』。著者累計60万部を超える。

「2024年 『私を救った言葉たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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