- Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
- / ISBN・EAN: 9784404038265
作品紹介・あらすじ
米本土防衛の前線基地と化した、21世紀の日本列島の真の姿。在日米軍基地の意味と米軍世界戦略に組み込まれた日本の現状を問い、石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞を受賞した傑作ルポルタージュ。
感想・レビュー・書評
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東奥日報社の記者が三沢の米軍基地を基点として在日米軍再編について取材をした一冊。
一地方紙の記者でありながら、よくここまで調べたなという内容だった。
出版が2010年ということもあり、内容的には少し古くなっているが、現在の在日米軍の配置につながる内容になっている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
地方紙記者による三沢基地を中心とした在日米軍のレポ。丹念な取材にもかかわらず考察、結論が決定的にずれている(F-2に関しては決定的な事実誤認もある)しかし、第7章p316にベ平連が在日米軍の反乱誘発を活動目的としていたという当事者のインタビューは(筆者の意図とは違う方向で)貴重なものである。また、感想や分析、考察を除くデータには一見の価値がある
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三沢の重要さを中心に全国の在日米軍の内実について調べた。文庫版なのでさらに情報が新しくなっている。
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日本と米国、どんな関係?
日本はどこの国家?
本当に独立国?
あなたの住んでいる町には米軍はいますか?
こんな質問に答えを用意できていますよ。 -
地道な取材に基づいた分析。国家の最高機密である軍事の分野は分析力が問われる。一つ一つの事象をどう読み解くか。情勢に合わせて刻々と変化していく分野だけに、小さな変化も見落とせない。この世界、深入りするには覚悟が必要だ。