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- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784406022811
作品紹介・あらすじ
情報とは一体何ものであろうか。意味のあるものだけが情報なのか。-遺伝子、脳髄、工学的制御、社会メディアに共通する概念として情報をとらえ、基本的しくみと特徴を分析し、現象との対応関係を考える。
感想・レビュー・書評
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著者が北海道大学と札幌学院大学でおこなった講義に基づいて書かれています。
著者の専門は原子核理論であり、また本書のもとになった講義も、情報科学を専門としない学生を対象としていたようで、情報について幅広い観点からざっくりと解説をおこなっています。扱われている話題も、遺伝情報の伝達の仕方やニューラル・ネットワークなど幅広い分野から興味深いテーマが選ばれています。
文系の読者としては、心の哲学やシステム理論などにももう少し詳しく踏み込んで「情報とは何か」という主題を論じて欲しかったように思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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