- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408111346
作品紹介・あらすじ
もし自分の心の奥底に踏み込んでいく勇気が持てるなら、そして同時に、「なぜ客観的に見たら、とても幸せとはいえないような恋愛にはまってしまうのか?なぜそこから抜け出せないのか?どうすれば抜け出せるのか?」の心理メカニズムに関する知識を手にすることができるのであれば、今よりは確実に「苦しい恋に苦しむ」ことは減っていくだろう。
感想・レビュー・書評
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私事ではございますが、実は最近、彼氏ができたんです(わーい)!
これまでの自分の恋愛をふり返ってみると、今の彼氏はびっくりするくらい素敵な方で「この人とは、今までの恋愛で繰り返してきた依存的な恋愛をしたくないな」と、そう強く思ったのでした。そんな時に手に取った一冊。
自粛中に行ったマインドフルネス。以前よりもだいぶ「自分を大切にする」ことができるようになってきた。
でもまだまだ、やっぱり恋愛となると自信がない。いつものように、相手に「好き」を押し付けてどっぷりと依存したり、「わたしにはもったいない」と自分を卑下しすぎてネガティブな感情を相手にぶつけたり、そんなことが起こるのではないか。でもそんな自分を変えたい、変わりたい。そんな気持ちに共感し、変わろうとする自分の背中を押してくれる、マインドフルネス恋愛版!
ちなみに、メンタリストDaiGoさんおすすめ本です。
今回もまた、あるあるポイントに心の声を垂れ流していくスタイルでお届けしてまいります。
P42「自分ではコントロールがきかず、何かあることを考えずにはいられない、また、何かをせずにはいられない状態のことを、心理学では『強迫的』であるという。」
→例えばね。彼からLNEの返信がこない、たったそれだけでなぜこんなにネガティブな妄想に囚われてしまうのか。ただ仕事が立て込んでいるだけかもしれない、眠っているだけかもしれない、いやでも、もし他の女の子と遊んでいるとしたら―と、頭の中は彼のことでいっぱいになってしまう。
P78「共依存症者とは、特定の他者の行動に左右されていて、かつ、自分は相手の行動をコントロールしなければならないという強迫観念に囚われている人のことである。」(メロディ・ビーティ)
→これだよ!まさに、LINEの返信がこなくて変な妄想してる自分のことじゃん。自分は専ら相手の返信ひとつで支配されている気になっていたけれど、でもそれって逆に、相手に「早く返信してよ」って思わせてるわけだから、支配してるのは自分の方なんだよね。この目線てすっごく大事。
P80「共依存症者は、『他人が自分を必要としているかどうか』が気になって仕方がない。すなわち、『(他人から)必要とされること』を『(自分は)必要としている』のである。」「他人が自分を必要としているのがわかれば、大きな充足感や安心感を覚える。一方、他人が自分を必要としているという手がかりが得られないと、激しい落ち込みに襲われる。すなわち、『他人が自分を必要としている=自分は生きている価値がある』との図式が頭の中にあるわけだ。自分の存在価値はあくまで他人しだいなのである。」「それゆえ、他人が自分を必要としているという証拠を必死になって探そうとするし、自分を必要としてくれそうな人を探して接触するなどして、自分からそういった状況を作り出そうとする。」
→うわああああああああ!わかった、もうわかった、まさにそうだ。だからダメンズを好きになってきたのかもしれない。だってその方がわたしも支配しやすいし、必要とされやすい。
P83「アルコール依存者、薬物依存者、その他の依存症者、仕事や金銭的な面がうまくいっていない者、性格的・情緒的に問題がある者、心に大きな悩みを抱えている者…共依存症者が恋愛相手として選ぶのは、このように『問題を抱えた者』であることが多い。なぜならそのような者たちこそ、『救いがいがある』からなのである。普通の相手では、『救いたい願望』を満たすことは難しいのだ」
→ですよね。そうですよね。そうです、わたしが共依存症者です(変なおじさん風に)。バンドマン好きだし、「仕事や金銭的な面がうまくいっていない者、性格的・情緒的に問題がある者」はお付き合いしたことがありますとも。
P107「深層心理では『恋人=象徴的親』であり、恋人は現実の親の代理なのである。これが共依存症者が恋人に『しがみつく』理由である。特に、ある特定の人にどっぷりとはまってしまう場合がそうだ。」
→うん、だよね。やっぱり結局親なんだよな…事例として挙がっている、ヒモ男とばかり長続きする女性の両親は教師だ。その女性は常に「もっと頑張らなきゃ」という強迫的な向上心と劣等感を持っていて、幸せを知らないまま、常に自分を「これじゃダメだ」と非難しながら生きている。だから、育ちや環境が近い人と一緒にいると「評価されている、どんなに頑張っても愛してもらえない」という気持ちが働いてしまって苦しくなる。でも、相手がヒモ男なら頑張らなくてもいい。評価されている、これじゃダメだ、なんて思わなくてもいい。だから、自分を受け入れてもらえたようで安心してしまう。
P134「自ら進んで不幸を甘受していないか、再点検してほしい。あなたは幸せになっていいのだ。『私は幸せになっていい』と自分に何度でも言い聞かせよう。自分が幸せになることを、自分が許してあげられるようになるまで何度でも。あなたの今の状況は私にはわからないが、きっと、そこまで苦しむ必要はないはずだ。あなたは幸せになっていいのだ。」
→泣いたよね。そうだよね、わたしは幸せになっていい。そう言い聞かせても、全力でそう思えない自分がまだどこかにいる。幸せになることへの罪悪感が、まだちょっとだけ、ある。それでも、わたしは幸せになっていい。
と、ここに載せたのは「第二章 共依存」の部分だけ。この後続く「第三章 回避依存」「第四章 ロマンス依存」「第五章 セックス依存」と、わたしは段々と共感する気持ちが低下。人によってどの章であるあるを体験するかは異なると思う。わたしはがっつり共依存にあてはまっていて、今回はレビューを書くにあたってもう一度第二章をさらったけど、やっぱりちょっと苦しかった。
この本にも出てくるけれど、必要なのは「適度な壁」。それってすごく難しい。やっぱり好きな人だからこそなんでも相手のことを知りたいと思ってしまうし、わたし自身が開示をしてコミュニケーションを重ねるタイプだから、自分ばかり不利な思いをしている、と、そんな風に思ってしまう。でも、相手が育った環境や人間関係は違うのだから、一方的に自分のコミュニケーションを押し付けたらダメで、大切なのは、自分の意見を誤解のないよう相手に伝えることだと思っていて、だから相手に言いたいことをきちんと言える関係性ってすごく大事だと思う。わたしみたいに大人に気を遣って、厳しい人に囲まれて育ってきた人って、このコミュニケーションにすっごく苦労する気がするんだよね。
でもそのわりに結構はっきり言うタイプでもあるわたしは生きづらくて生きづらくて、心身を壊したこともあって。だから、変わりたいと思った。専門家の力も借りた。今は、こうして読書から得られた知識でなんとか変わろうとすることができる。
そう、わたしは、幸せになっていいんだ。今の彼氏はちょっと自分にはもったいない、と思ってしまうこともあるけれど、だからといって卑屈になる必要なんてないんだ。彼といて幸せだと感じることを、許していいんだ。 -
恋愛に対して、自分がどんな依存症にかかっているかが分かる書籍。
苦しい恋愛の経験がある方にはぜひとも読んでいただきたい1冊です。
ちなみに僕は、ロマンス依存でした。
簡単に言えば、常に刺激を求める傾向にある人。
逆に、刺激を感じなくなってしまうと冷めてしまう。。。
全部が全部そうではないですからね?笑 -
親から得られなかった愛情を得ようと、無意識的に親との関係性を再現しようとする。「親」なので他に代えようがなくしがみつく。親の呪いって怖い。
まずは自分で自分を愛すること。でないと他者を愛することもできない。 -
以前から気にはなっていたものの、表紙と題名が相まって嫌煙していた書籍。読者層を狭めている気がして勿体無い。
本書は心理学の観点から恋愛特性の原因究明、治療を促すあくまでも学術的な良書であり、作者の経験から恋愛に翻弄されるメンヘラを宥める浅いエッセイではない。
幼少期にプログラミングされた愛着形式が恋愛に投射される事実は本書以外でも拝読する機会があったが、回復までのプロセスをここまで明記している本は初めて出会った。
自身の恋愛について、条件付きの愛情こそが本物の愛情だと認識し、アッパーリミットを設けていたことに気がついた。
また、幼少期のトラウマを払拭すべく、あえて父親と同じような男性を選び、再挑戦を繰り返す恋愛傾向を認識することができた。
過去の自分を労り、根本から改善に取り組むきっかけを与えてくれたことに感謝している。 -
依存的な恋愛ばかりしてきたまるで私のことを書いてあるような本。ここに書いてあるように、惹かれる男性はいつも必ず他人をどこか遠ざけている回避型の男性。恋愛はいつもうまくいかない。時々この本を読んで、自分の依存的な性格とか回避型の人に惹かれてしまう傾向を再認識して気をつけるようにしています。
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とても客観的に自分を分析できる1冊。自分が思っていたものとは違う症状であるかもしれないと、発見できる本であった。 自分をそんなに苦しめ、虐めなくて良いではないか、という文章が深く刺さった。
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自分が共依存タイプなんじゃないかとドキドキしながら読んでいたが
質問に対してほぼ当てはまらなかった(^^;;
昔そう思った時期はあったけど…私が変えてみせる!みたいな。
今は人は変わらない、変えられるのは自分しかないとわかってるから。
それでも期待しちゃって、あぁ期待はやっぱダメだとなるんだけど。
自分を後回しにしがちな自覚はある。
相手の些細な言動は気にしてしまいがちだ。
事も荒だてたくはない。
ただ私を犠牲にする必要がないことも覚えた。
まだバランス配分は下手だけど、
違和感を覚えたら引くことはできるようになった。
自分を取り戻す時間を取れるようになった。
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恋愛依存症に陥るタイプ、原因、解決方についてひとつひとつ丁寧に記されていたのがとても良かった。依存となる深層心理にも、過去の出来事がきっかけとなっており、その過去を整理しなければならないことなど、実際に実現するには辛い部分もあるが、当事者にとっては必要なプロセスが分かりやすいと思う。
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つい最近彼女に気になる人がいると言われ振られて今でも引きずっており、自分は依存していたのではないかと思い、この本を購入しましたが買って本当に良かったと思います。彼女のことはまだ忘れられないのですが、彼女と相性がとっても悪いことはわかったし、この振り回されて辛い気持ちがどんどん沼にハマって行って依存していたということがわかりました。本書にも書いてあるとおり、自分をいじめるのではなく幸せになりたい!早く依存から抜けだして新しい人生を歩まなくてはと思わされました。
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共依存で、恋愛がうまく行かないから読んでみた。不安型にあてはまると自覚した。自分に近いケースを読むだけでもいいと思う。読んだからといって、改善されるかは別問題だが
まずは恋愛依存だと自覚することが大切だと感じた。
こんにちは!コメントありがとうございます^^
お恥ずかしい限りでございます///
こんにちは!コメントありがとうございます^^
お恥ずかしい限りでございます///
こんにちは!コメントありがとうございます^^
恋愛がないと成長しない、まさにそうですね…そして...
こんにちは!コメントありがとうございます^^
恋愛がないと成長しない、まさにそうですね…そして不思議なことに、あるひとつの恋愛を失った時、その大切さに気付き、成長するという、なんとも切ないもののような気もします。
今回はできれば失いたくないですが(笑)
Good!
Good!