後継者不在の問題は、ネットで解決! 会社は、廃業せずに売りなさい

著者 :
  • 実業之日本社
2.78
  • (0)
  • (2)
  • (3)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 32
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408338026

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • TRANBIの社長の本

    実例が面白い

  • 自分には全然関係ないのだけど、タイトルがちょっと気になっていたので読んでみた。
    著者は、トランビというM&Aを支援するサイトの創業者。早速見てみたけど、確かにいろんな会社があるよう。この本によると、ゆるキャラ(おちむん)の譲渡なんて行われたこともあるらしい。でも、このサイトで話題になった案件を聞いたことがないので、まだまだ知名度は低いのだろうなと思う。ゆるキャラがM&Aなんて、はてなブックマークあたりで話題なってもよさそうだけど。
    それにしても、黒字経営なのに、後継者不足で廃業せざるを得ないというのはもったいない話。このサイトが有名になって、そういう会社や事業も廃業しなくて済むようになればいいのだけど。
    会社の経営を引き継ぐのに現社長から株を買い取る必要があるというのがよく分からなかった。社長になるのと株をもってるのは関係ないような気がするのだけど、そういうもんなのだろうか。
    後、個人と個人のM&Aが行われることもあるのだとか。副業を売却して、買い手は副業として運用するという。そういや前に、サイトを作って人気がでては企業に売るということをやってる人がいたような。まあ、それだけのアイデアと行動力と技術力がないとできないことだけど。

  • 著者が経営するトランビのM&A手数料が売り手がゼロで買い手が3パーセントというのは、安い。

  • 地元富山でも後継者がいないということで良い店が潰れています。
    あの店の味をどうにか残せないか、と悲しい思いになることが増えています。

    この本は経営者だけでなく、若い人も読むと可能性が広がるのではと感じました。
    サラリーマンで頑張っている人も、事業を買うという方法で独立すれば、
    基盤が既にある会社を引き継ぎ自分の知見を活かせるかもしれない。
    (税理士さんもこの本を読んで、サイトに登録して、知見を広げておいて貰いたい。)

    経営者側としては、廃業や跡継ぎ不足が従業員やその家族を苦しめることを痛感した。
    親族内承継が35年前以上前の90%から近年は40%弱に減っているとのこと。
    子供たちに胸を張って渡せる会社を作りたいと思っても、現実は難しい。
    事業の承継を考える事がオーナーの務めと感じた。

    中小企業庁がまとめた
    ”平成28年事業承継に関する現状と課題について”
    というレポートで
    「経営者が交代した企業や若年の経営者の方が利益率や売上高を向上させている」
    とのこと。
    回りを見ても元気の良いお菓子屋さんはこの形。
    先代あっての商売なので経営者になりたくてもなれない人はたくさんいる。
    だが、もし自分の後に志高い若い跡継ぎがいたらすぐに代を譲ってエネルギッシュに頑張って貰いたいと。この本を読んでより強く考え始めました。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

岩手県立大学准教授

「2009年 『世界の教育改革3 OECD教育政策分析』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高橋聡の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×