- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408339481
作品紹介・あらすじ
忙しない現代社会の中で、一杯の珈琲が救いになることもある。珈琲に関わる名言をフックに、喫茶店やカフェを巡る新しい案内書。
感想・レビュー・書評
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コミュニティとしてのカフェ、友人とお喋りするためのカフェ、一人でいるための喫茶店。いろいろなお店があるけれど、私は川口葉子さんが選ぶお店がまさに好み。だから本書に連なる言葉の一つ一つがすごく心地よかった。気軽にお店へ行けないご時世ということもあり、この一冊を通して全国の魅力的なお店の空気を感じることができ心が満たされました。
理想のカフェ/喫茶店は、なるべく静かで、お客さんを放っておいてくれるお店。そして、お客さん一人一人がお店の雰囲気を壊さないよう無言でこっそりと協力するお店。 -
全国の喫茶店をめぐる。店主の言葉と店の写真を添えて。最後は、いろいろな作家のコーヒーについての文章で。
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心に響く言葉がたくさん。温かい言葉に泣きそうになる。行ってみたいカフェに出会った。
印象的だった言葉
・1人でいたい人間をかくまう穴
・信じるものにとっての教会。日々が辛くても、30分座っていればなんとか生きていける
・はぐれているやつには喫茶店が必要。30分でも、自分をまとめる時間がいる。
・珈琲は弱者への嗜好品
カフェは、孤独を抱えた、行き場のない人の居場所だと、実感している。カフェのある世界でありがとう。 -
忙しない現代社会の中で、一杯の珈琲が救いになることもある。珈琲に関わる名言をフックに、喫茶店やカフェを巡る新しい案内書。スパイスの効いた言葉、そのカフェならではの流儀を語る言葉……。街角にコーヒーを香らせる達人たちの98の名言を紹介する。古今東西の文筆家たちが綴ったカフェやコーヒーについての文章、喫茶店のデータも収録。
(2021年)
— 目次 —
はじめに
chapter1 カフェをめぐる言葉
chapter2 喫茶店をめぐる言葉
chapter3 コーヒーを一杯
chapter4 流儀とメニュー
chapter5 書物の中の珈琲時間 -
カフェや喫茶店ごとにそれぞれこだわりがあり、そのこだわりを言葉に表し、突き詰めた1冊。カフェというコミュニティの中には共通しているものもあるだろう。
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様々な形で隣にいてくれる、存在。
ただ美味しくある一杯のプライド。
そんな存在に日々助けられている。
私もりんどうのように、いつかは寄りそう居場所になりたい。 -
喫茶店に行けなくなってはや数年。行こうと思ってももうないお店がほんとうにたくさん。
本書はコロナ禍で行けない喫茶店についての過去のあれこれをまとめたもの。