二河白道 上: 智臣本多正信伝

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (453ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408534282

作品紹介・あらすじ

歴史資料は語る-「徳川家康は二人いた!?」何故、そう伝わっていないのか?書き下ろし戦国時代小説。

感想・レビュー・書評

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  • 徳川家康の参謀として有名な本多正信について書いた本です。

    この本では、本多正信が弥八郎と呼ばれた幼少の頃から、一向一揆の後出奔し、家康の下へ帰参するところまでが語られていて、一番何をしていたか分からない時代について書かれているのが特徴です。

    著者は膨大な資料を分析し、資料の比較などをしながら、結論づけていますが、その中でも特徴的なのが、徳川家康双子説を採用している点だと思います。

    この二人が歴史の場面を交差しながら進んでいく様子が非常に面白いです。

    ↓ ブログも書いています。
    http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-f8aa.html

  • 家康が双子で生まれた、とゆう設定で書かれる物語。
    一向宗の結束、おそるべし。

  • 徳川家康の名参謀本多正信が主人公

    家康と寝転がりながら作戦を練ったほどの親友として通常言われているが、彼が家康の家臣であった時間はたの四天王と言われている人物たちより短い。
    彼は一向宗の信徒であり三河の一向一揆に際して、一向宗側に立ち家康に反旗を翻して、他の家臣たちが帰参する中なかなか帰参しなかったからである。

    この本はその帰参しなかった時期を描いたもので、今までの歴史小説ではなかなか扱われなかった素材ですね。

    基本的には家康は本当は双子で、ある時期に入れ替わっているというのがベースになっていて、その証拠なんかも提示されていて、なるほどなーという点もありとても楽しめますね。

    旅行のお供なんかに最適化かも

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