Bランクの恋人

著者 : 平安寿子

• 実業之日本社 (2005年10月16日発売)

感想・レビュー・書評

[momoyo_kさんの感想 · 2020年2月13日]

7話の短編集で構成されているのですが
タイトルにもなっている〔Bランクの恋人〕という
お話が一番しっくりきました。

自分はモテると勘違いしている男性サラリーマンの話。
2股3股はあたりまえ。日々、キープの女性が何人も。
女をとっかえひっかえして本命はつくらない。
そして幸せもけっして手に入らないお話。

すぐ身近にいそうな、そこらへんによくありそうな話で
美人なのに結婚していないあの子や
結婚願望はあるといいながら特定の女性がいないあの子も
こんな感じなのかなぁなんて思いました。

[こぶた*さんの感想 · 2018年2月24日]

ブックデザイン/鈴木正道

[doctorkobatoさんの感想 · 2017年9月24日]

読了後に残る何かがない。もの足りない。

[katmaniaさんの感想 · 2017年4月28日]

すこーし困った人たちが登場する短編集。登場人物たちの感情の描写に、女性らしい視点があるなと感じた。軽やかな話、あまり重たくもなく、さらっと読める。

[みつばさんの感想 · 2016年8月31日]

全体的にどこか合わないなぁと思いながらも読んだ。
この本の中では「利息つきの愛」がいちばんかな。

[mayasmrさんの感想 · 2015年4月9日]

女性が主人公の短編集。序盤は普通だなぁと思って読んでいたけれど、平さんらしい視点も感じられてなかなか良かった。

[doraさんの感想 · 2015年2月21日]

2015.2.21 読了

この人の作品、
モノの取り上げ方や、感じ方、
キライじゃないわー。やっぱり。

7編からなる短編集です。
最後の話は すこーし泣けて
スッキリした。

この作者 また読もうっと！

[mei626さんの感想 · 2014年5月20日]

だんだん面白くなった
共感できるとこ、へーと思うとこあり

[JUDY8さんの感想 · 2013年6月19日]

ハッピーな結末じゃないんだけど、等身大のネガティブとポジティブが織り交ぜられた作品。

[ルー子さんの感想 · 2012年11月9日]

〈内容〉この世の中、愛にもいろいろありまして─恋人、夫婦、親子など様々な「愛しあう人達｣の姿をユーモラスに描く、注目作家の短編集！

[booklog1013さんの感想 · 2012年10月28日]

H24/10/28

[tpochi0717さんの感想 · 2012年8月29日]

何人もの女の子と同時に付き合っている七塚次郎
もてるかもてないかは、外見よりも話術と接し方次第でかわる。

もてていると思っていたけれど本当に誰かを愛していたわけでもなかった孤独な男。

短編集。
どれも恋愛にまつわる話。

「ダメだよ、恋愛しなくちゃ。愛情を出し惜しみしてたら、自己愛だけですっからかんになるだけだよ。」

そうだね。自己愛に溺れちゃいけないね。うお)^o^(

[sorairokujiraさんの感想 · 2012年8月11日]

ちょっとヘタレな人たちの素敵な（ふふ）物語たち。
ちょっとふふっと笑いながら、どこかしんみりしながら、ゆっくりと楽しんで読みました。

[hetarebooksさんの感想 · 2012年6月27日]

「利息つきの愛」が好き。
よくない相手にひっかかって、ずたずたにされるのなんかまっぴら。自尊心が傷つきそうになったら、すぐに引き返す。

利息のつかない愛情は預けられない美和にめちゃくちゃ共感してしまった…

[stm-navyさんの感想 · 2012年4月15日]

「アイラブユーならお任せを」「利息つきの愛」が好き。

[ちいさんの感想 · 2012年2月5日]

出版社 / 著者からの内容紹介 この世の中、愛にもいろいろありまして─恋 人、夫婦、親子など様々な「愛しあう人達」 の姿をユーモラスに描く、注目作家の短編 集！

内容（「BOOK」データベースより） “いま読むべき”作家があなたに贈る効きめ たっぷり7つの人生レシピ。 内容（「MARC」データベースより） この世の中、愛にもいろいろありまして…。 恋人、夫婦、親子など様々な「愛しあう人 達」の姿をユーモラスに描く、効きめたっぷ り7つの人生レシピ。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 平 安寿子 1953年、広島市生まれ。フリーライターとし て働くかたわら、アン・タイラーに触発され て小説を書き始める。1999年「素晴らしい一 日」で第79回オール讀物新人賞を受賞。2001 年、同作を含む『素晴らしい一日』で単行本 デビュー(本データはこの書籍が刊行された当 時に掲載されていたものです)

[nepiainfinityさんの感想 · 2011年12月21日]

タイトルのBランクの恋人とアイラブユーならおまかせをってのは面白かった。ソレ以外は退屈。

[オリザさんの感想 · 2011年9月29日]

図書館で見かけて何の予備知識もなく借りてみた。はずすかもと思いきや当たり。7話短編集。少しとほほな恋愛話しが多いのだが、結構したたかに生きている人々に励まされる。

[優翔ママさんの感想 · 2011年7月27日]

愛にもいろいろありまして。
恋人、夫婦、親子など。
様々な“愛し合う人たち”のちょっと不器用で微笑ましい日常をユーモアたっぷりに描いた短編集。
心のエステに効く一冊。

すらすら読めるけど、ちゃんと心に残る面白い内容。

[teppamonさんの感想 · 2011年4月25日]

小説を読んだことがあまりない自分にとってはとても読みやすかったです。ただ一つのお話が４０Ｐぐらいなため、個人的にはもう少しその世界に浸っていたいかなといった気もします。比べるものがないため評価は星3つ

[三日月姫さんの感想 · 2011年1月25日]

平安寿子さんの小説はスピード感があって、救いようがないバカな男や女が出てくるんだけど、でも憎めない。この短編集の標題でもある「Bランクの恋人」でも自分はモテていると自負しているんだけど、その実はキープしていたと思っていた女たちから都合よく使われてたっていうお話。
バカな男なのに憎めない。むしろ、かわいい、とさえ思っちゃう。
そのほかにも、誰も見向きもしないようなはずれの男ばかりを好きになるお話・・・モテなくってコンプレックスの塊だから、いたしちゃったりしようものなら「自分にこんなことが起こるなんて夢みたいだ！って解放感あふれる顔をする、それがいじらしくってたまらないんだって！
そういうこともあるかもね、と思っちゃってくすりと笑っちゃうところが魅力なんだな。

[ミムラさんの感想 · 2010年12月11日]

ガールフレンドはとっかえひっかえだけれど
寂しい人だと言われる次郎の「Bランクの恋人」
鍛え上げた口稽古でアルバイトの男の子の
恋路を助けようとする信友氏の「アイラブユーならお任せを」
気になっている歩からDVを受ける
世間知らずのミナを預けられた美由紀の「サイド・バイ・サイド」
可哀想な男ばかり好きになる音楽教師に
男の子を紹介してもらうことにした「はずれっこコレクター」
ドント・ウォーリー、ビー・ハッピーを信じる
ドラマー崩れの父親にうんざりなルミの「ハッピーな遺伝子」
バーで知り合ったゲイのくうちゃんの恋路を応援しつつ
自分は恋に消極的だと実感する美和の「利息つきの愛」
結婚したとたん倒れた舅がついに亡くなり
政治家の義姉にふりまわされる亜希の「サンクス・フォー・ザ・メモリー」
デザイン：鈴木正道

「アイラブユーならお任せを」と「利息つきの愛」がよかった。
こんな風に口達者な人ってなかなかいないだろうけど
言われたらまんざらでもないって思っちゃいそうです。
平さんには経験則があるからかどの世代もキュート。

[あゆさんの感想 · 2010年7月9日]

苦手かも。

[mieさんの感想 · 2010年4月25日]

恋愛短編集。

なんとも読みやすく、サクサク読めた。
「アイラブユーならお任せを」の夫婦関係は楽しく、「サンクス・フォー・ザ・メモリー」は不器用な温かさにしんみりした。
なかでも印象的だったのは「利息つきの愛」。主人公のゲイの男友達のくうちゃんが、素敵だなと思った。くうちゃんみたいな友達欲しいなぁ。
ただ「サイド・バイ・サイド」だけは駄目だった。ミナみたいな女ものすごく苛々する。

[pooohさんの感想 · 2009年11月20日]

愛にもいろいろありまして。
たしかに。
不覚にも一番最後の話で泣きそうになってしまった。
重たすぎず軽すぎずで、ささっと読めて後味がよかった本。

[moji茶さんの感想 · 2009年9月26日]

短編小説。
面白い！
アラサーアラフォー女性の気持ちを面白くえがいています。

[まいこさんの感想 · 2009年6月6日]

すかっと元気になる、という評価が帯にはあったけれど、
きれいごとではないかんじや、今っぽさがあって、
なんだかせつなくなりました。
「アイラブユーならお任せを」の落語のような明るさは、よかった。

[shushuさんの感想 · 2009年4月13日]

Ｂランクの男にＢランクの女
Ｂランクの恋人
おっけーおっけー。世の中ランクの人間のほうが多いんだもんね
ドント・ウォーリー・ビー・ハッピー♪

この人の小説は初めて読んだけど面白かった
他のも読んでみようーーっと

[norainuさんの感想 · 2008年12月10日]

短編7作品。
どれも軽くさらっと読めました。

[fri-sat-sundayさんの感想 · 2008年11月9日]

著者得意のいまいちイケてない人たちの話。こういうの書かせると、リアルで上手いよね。今回は、タフな負け犬がすごく生き生きと描かれています。