黄金の糸 幕末甲州金始末

著者 :
  • 実業之日本社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536583

作品紹介・あらすじ

幕末、甲府勤番士の幕臣・高木東助は、城に眠る数千両の甲州金を、攻め寄せる官軍から守りぬくため、秘密裏に江戸の両替屋へと運び込む。しかし、次々と金を狙う刺客が現れ東助たちに襲いかかる…時代に翻弄された男が戦いの果てに見出した人生の活路とは!?時代エンターテインメント×歴史経済小説の融合!

感想・レビュー・書評

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  • 人脈の大切さ
    武田信玄の強さの一つが産出した豊富な金(甲州金・軍資金)であった。その甲州金を江戸に送る役目から一人の甲府勤番が活躍する。幕末から明治維新への変革時の徳川幕府崩壊で送り主を失い、地元甲府に還元しようと信頼できる人脈を辿り養蚕業と製糸工場などに投資、地元産業発展に役立てたとある。時代の変革期に事業・産業発展の成功に導いたのが信頼された人脈と紹介であったのは間違いなく、現代でも同じだ、特に時代の変わり目には。人間社会は何事も、特にビジネスなどは人柄による信頼・信用から成り立っていることを痛感する。

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