マル暴総監

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 326
感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536835

感想・レビュー・書評

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  • 甘糟の2冊目。
    今回は任侠シリーズの阿岐本組の日村も登場。
    前作のアキラと組長も登場。

    週刊誌の連載だからか、やはり無駄な繰り返しが多いが、気楽に楽しめる1冊。
    笑ったり、ちょっと泣けたりする部分は、前作よりだいぶ減った。

    (初版第1刷発行 誤字あり 「また」× 「まだ」○)

  • 半グレと呼ばれているチンピラが、暴力団の下っ端の子と睨み合いになり、通報が入って甘糟が現場に行きます。

    周りの大人が、睨み合いを治める方向に動いていたのに、謎の白スーツの男が出てきて、喧嘩の収まりどころをぶち壊していきます。

    後日、その睨み合っていた半グレの方が1人殺されて発見され、捜査本部を開き、謎の白いスーツの男が怪しいとなり、みんなでその白スーツの男を探し始めます。

    白いスーツの男を見たのは甘糟だけ。そして、白いスーツの男の正体も早い段階で分かります。

    正体がわかってからが面白い。笑いをこらえるのに必死でした。

    マル暴総監の名前の意味を知った時は、思わず吹き出しました。

    推理の要素も入っていて面白かったです。

  • 甘糟さん、本当に仕事できる人。上司が適度に適当で良いんだけど、きちんとそれを仕事に結び付けられるのが凄い。総監・・・ちょっと仕事と遊びを混同しているような。本の世界なので、これはこれでエンタメとして楽しめました。日村さん出てきたの。任侠シリーズで読む日村さんより、すごいキレ者のイメージ。任侠シリーズで読む甘糟さんは全然頼りないので、スピンオフってやっぱり楽しいなと思います。ついでに阿岐本さんも出して欲しかった。甘糟さんシリーズはここで止まっているようですが、続編という淡い期待を持ち続けたいと思います。

  • 甘糟さん、お疲れ様でした。この調子で郡原さんに鍛えて貰ったら立派なマル暴刑事になれるかもね。凄いコネも出来た事だしね。でも、甘糟さんは甘糟さんのままがいいですね。ここでの日村さんは任侠シリーズの日村さんとは違ってちゃんとしたヤクザさん⁇でしたね。

  • 『〜甘粕』以上にありえないよね〜。軽い気持ちで楽しく読めました。シリーズとして続ける内容、ないかもしれないけれど、甘粕さんの活躍、まだみてみたいね。そして、郡原さん、これまた、素敵。個性派ぞろい。

  • マル暴シリーズ第2弾!待ってました!
    このシリーズは事件内容云々より、出てくるキャラクターみんな魅力的で、本当に読んでいて楽しい!
    前作の第1段ではアキラがいいなぁと思ったけど、今回は郡原さんに心を持っていかれた。
    そしてラストの親分×2には笑った。こんなことが実際あったらえらいこっちゃ!(笑)

  • マル暴シリーズ第2弾。

    先輩刑事・郡原や暴力団とのやりとりだけでも甘糟は大変だったのに、本作では白いスーツの男も登場。
    本シリーズでは事件の真相がどうのというよりも、甘糟が如何に翻弄されるかが読みどころ。
    次作にも白いスーツの男は登場するのか、楽しみでもある。

  • さすが面白い。すぐ読める。次作も期待です。甘糟さんいいね、警視総監笑。

  • 甘粕シリーズ二作目。主人公の甘粕さんのキャラクターがなんとも可愛らしいというかいとおしいというか、愛されキャラな気がします。
    堅苦しくなく読みやすかったです

  • 半グレが刺殺され捜査本部が容疑者として追うのが白いスーツの男。甘糟と郡原は特命で多嘉原組の半ゲソと半グレを追う。甘糟は郡原にいいようにこき使われるが、その指示や読み筋は適格であり真相に辿り着く。読む前から白いスーツの男は誰なのかわかっていたが、その存在が捜査を混乱させていただけに、どこでどのように着地点に到達するのかと面白かった。まさか、郡原は多嘉原組長にあのような交渉をするとは。市井を見回る暴れん坊将軍の正体を無事隠し通した。事件解決後、キャバクラに現れた二人の白いスーツの男に思わず笑った。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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