- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408536835
感想・レビュー・書評
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北綾瀬署のマル暴、甘糟達夫刑事の活躍の物語です。
甘糟は、ヤクザの多嘉原連合の縄張りで5人の者がもめているとの通報で現場に行くと、白いジャケットを着た貫禄のある男が突然入ってきて暴れだした。その後、もめていた5人の内1人が殺された。北綾瀬警察署の捜査本部に警視総監がきた。甘糟は、警視総監の顔を見て……言葉がでなかった。白いジャケットで暴れていたのが警視総監であった。警視総監は、本部でじっとしているのでなく、現場で暴れるのが好きだと。側近が付けた綽名が暴れん坊将軍にあやかって「マル暴総監」であった。
【読後】
字が小さくて時間がかかり大変でしたが、少しずつコツコツと読んでいきました。此度は、白いジャケットを着た者が殺人犯との疑いがかかり捜査本部の方針が狂っていきます。甘糟だけが白いジャケットの者の正体を知っています。白いジャケットを着た者の正体を言うことができずに甘糟が苦しみます。そこがこの物語のポイントです。
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マル暴総監 ー マル暴甘糟シリーズ2作目《単行本》
2016.05発行。字の大きさは…字が小さくて読めない大きさ。
2023.05.14~16読了。★★★☆☆
図書館から借りてくる2023.05.05
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《マル暴シリーズ一覧》
03.マル暴ディーヴァ
02.マル暴総監 2023.05.16読了
01.マル暴甘糟 2023.04.24読了
「参考」
※参考は、私のメモ書きです。本の感想ではありません。
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甘糟35才は、東京の北東側にある足立区の北綾瀬警察署、刑事組織対策課、組織犯罪対策係(通称、マル暴)に所属する巡査部長です。気の弱い甘糟は、ごつい郡原(ぐんばら)虎蔵刑事と相棒となり二人でヤクザなどの暴力団に絡む事件捜査をします。なお、物語では北綾瀬警察署となっていますが、足立区には警視庁綾瀬警察署は有ります。
←第一話感想より抜粋。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
甘糟刑事シリーズ第2段
面白かったです。
気の弱いマル暴刑事甘糟が、暴れん方総監の直接の指揮により事件を解決!
気弱な甘糟刑事が、先輩刑事から怒られた時に言う「うわあ。すみません」がなんとも言えませんね。^_^ -
まん延防止措置は21日で一斉解除の方針みたいですね
うーんなんかあんまり好転してる感じがしないんですがどうなんでしょうね
というか、あまり気にしなくなってる人が多いような気がするんですよね
毎日かなりの人が亡くなっているんだけどなぁ…
これがまだ経済活動との両立みたいな目的意識のはっきりした活動の結果なら納得いくんだけど
まん延防止措置が出ていようがいまいが別になにも感じない世の中『まんぼう鈍感』(苦しい)
さて『マル暴総監』です
今野敏さん甘粕気に入ってるなというのが丸わかりです
他のシリーズにはないキャラクターなので、話が他の作品にはない進み方を見せてますよね
今後総監が継続して登場するのかも気になるところです
不思議な魅力のある主人公でした
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マル暴シリーズ二作目
このシリーズは『任侠シリーズ』に登場する史上最弱?のあの甘糟が大活躍!?
その甘糟と並んで今回活躍、いや迷惑をかけるのは『遠山の金さん』ではなく『暴れん坊将軍』でもなく『暴れん坊総監』です
このおじちゃんがいろいろ面倒臭いんですよw
偉いさんの無茶振りは大変だぁw
なんか今後もちょこちょこと登場しそうな感じだし…w
あと、どーでもいいことだけど甘糟と研修でいっしょになった森野熊三
甘糟と同じ『スター・ウォーズ』ファンとしては彼の見た目をイウォークでなしにチューバッカにしてほしかった…
(スター・ウォーズ好きでなければ何のことやらですけど…)
まぁ、とにかく『任侠シリーズ』では見ることのできない弱気な刑事甘糟の活躍ぶりが楽しめる作品です!
それでは皆さま2023年もどうぞよろしくお願いします!(^_-)-☆ -
ああ、面白かった。甘糟さん、理不尽に振り回されてるようだけど、ちゃんと報われるところがいいですね。ままならない理不尽な現実から逃避できました。阿岐本の日村さん(任侠シリーズ)出てきて、おおーってなりました。
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「マル暴甘糟」の続編。甘糟が総監になったのかと思い込んで、読んだが、違ってた。今作も甘糟のやる気のなさは健在。しかし、本人の意思に逆らうように、事件に好かれてしまうから、何とも憎めない。普段は口の悪い郡原が実はいい人だったりもして・・・前作から、登場人物もあまり変わりなく、読みやすかった。
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<粕>
同著者の”任侠シリーズ”に登場する阿岐本組の構成員がここでも顔を出す。無論 当然 もちろん甘糟刑事も登場する。
僕は先に任侠シリーズ(本当は”人情シリーズ”と呼びたい)を全部読んだ為に安岐本組についての先入観みたいのが我がタワシ頭脳内には出来ていて,時にその先入観と少し違うなぁ,などと勝手な愚痴を言いながら読み進めた。物語にはやたらと”半ゲソ”と”半グレ”が登場する。毎ページに出てくる印象だ。これハッキリ言って読者(僕の事です)には,かなり五月蠅い! で,”半ゲソ”だの”半グレ”だのマルB関連は寿司屋みたく海のものばかりなのかあ。”半ゲソ”とはタコの日干しかなんかなのかあ? んで”半グレ”と云うとメジナにはなれなかった”マジな” くらいかあww。
しかし,物語は面白かったw。
”マル暴シリーズ(仮題)”は2021年6月末現在本巻が最も新しい様子だけれど,果たして本当に”シリーズ化”されるのかどうかはまだ未定なのだと思う。もともと作者今野便覧さんの脳内で”これは最初から長いシリーズものとして書いてゆこう”と決めて掛かって書き始めている作品は実はそんなに多くは無いのだろう。
書き始めてみてキャラクターや舞台設定が存外うまく出来てシリーズ化しても面白いなあ(売れそうだなあ)と思しきものについて続編を書いている,という感じかな。
後はまあのっけの作品を手掛けた出版社の意向という要素が大きいだろう。
ま,ともかくこの”マル暴シリーズ(仮題)”がこの先シリーズものとして続くかどうかはまだ決まっていない,とみるのが現状では妥当だろう。あっ,高言すまぬ。 -
2021年6月20日
郡原の人格がいまいちつかめない。
いい人なのか仕事ができる人なのか。
土井と敵対してたはずなのに、解決後に土井は全然違うことを言っている。
読者である私だけが不可解に思うのではなく、甘糟もそう感じているのだから仕方がない。
一般的にも人間ってそうだよね。いろいろな面を持ち合わせている。 -
マル暴刑事・甘糟くんシリーズ、2作目。
任侠シリーズのスピンオフと思ってたら、甘糟くんが主人公でしっかり続く様子。自身のやる気のなさを自虐しつつも、何だかんだ言ってよく動いてるじゃん!とツッコミをいれたくなる(笑)今回は先輩刑事の郡原だけでなく、天下の警視総監殿にも体よく振り回されて、そんな不憫さ全開の甘糟くんが可愛い。
リアリティさの全くない警視総監の行動に加え、初動の段階で揉め事の当事者である半グレと半ゲソ連中の素性を全く把握できていなかった捜査本部もあり得ないワと思ったが、それこそ水戸黄門やら暴れん坊将軍の現代版だと思って素直に楽しんでしまえば、これもアリ。そういうスタンスでないと、最後の白スーツ2人組の登場を楽しめないものね。シリーズが続くようなら、また白スーツ出てきてほしいし、今度は日村さん視点の任侠シリーズも読んでみたいナ。 -
甘糟さんの姿勢がなんとも言えず大好きです。このシリーズはほのぼのしてしまう。殺人事件なのに。