マーダーハウス

著者 :
  • 実業之日本社
3.13
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感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408537399

作品紹介・あらすじ

進学のため鎌倉に引っ越してきた藤﨑理沙。シェアハウスで新生活を始めるが、そこは地獄の入り口だった…戦慄のホラーミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • シェアハウスに入居する事になった理佐。
    「サニーハウス鎌倉」は、小高い丘の上に建つ美しいパステルブラウンの壁、茶色い屋根で、南仏風の理想的な洋館。
    そして、何より魅力的なのは、光熱費込みで月4万5千円という破格の家賃。
    居住者は全部で8人。
    しかもすべて美男美女。
    皆人柄も良く、順風満帆にシェアハウス生活を過ごせる筈だった…。
    ある日、居住者のひとりが大学の部活中事故で亡くなる。
    それを皮切りに、居住者達の間で不穏な空気が漂いはじめる…。

    『マーダーハウス』のタイトルは裏切らない。
    ホラーですね。
    アイドル主演で映画化されそうな作品です^ ^

    シェアハウス系の番組があったのかな?
    年齢も性別もバラバラな人達が共同生活を平和に送るってすごいですよね。
    あ、でもこのサニーハウスなら、個室がとても広くて風呂も各部屋なので、可能かも…。
    しかもリビングの他、シアタールームもついてる。
    駅まではちょっと遠いけど、庭にプールもあるし、家賃安いし…。
    男女の恋愛あるあるの話も…。
    1度は体験してみてもいいかもしれませんね。
    2度目があるかは分かりませんが…。

    うまい話には裏がありますねぇ( ≖ᴗ≖​)

  • タイトルからグロ系かとドキドキしていたけれど、思ったよりライト、サクサク読めて楽しめた。

    それなりのプロローグから一転、綴られるのはそれはそれは今時の若者の心を鷲掴みにする長閑でオシャレなシェアハウスの日常。
    家族でもなく、友達ともちょっと違う微妙な関係を描き、住人の事故死、失踪、次第に沸き起こる違和感へ。
    そして違和感に気づき始めてからの展開はけっこうスピーディ。
    じわりじわりと迫り来る嫌な予感は心拍数がほどよく上がり、わぉっ!!と…ね。
    家系のこれ系はやっぱり軽く楽しめるから好き。

    • くるたんさん
      けいたん♪こんばんは(≧∇≦)

      うん。五十嵐さんは「リカ」しか読んでないけど、さほどグロくはなかったよ♪
      B級ホラー映画って感じ♪

      ダイ...
      けいたん♪こんばんは(≧∇≦)

      うん。五十嵐さんは「リカ」しか読んでないけど、さほどグロくはなかったよ♪
      B級ホラー映画って感じ♪

      ダイナー!!私、もちろんグロと聞いて読んでないんよ。
      平山作品はトラウマになって、読まないことにしてるの(>_< )
      たしかに美味しそうで面白いって感想ばかりだよ♪ハンバーガー食べたくなるんでしょ?
      そっか、映画ならいけるのかなぁ♪
      私もその二人、好きー♡
      2019/07/09
    • あいさん
      くるたん、早速ありがとう(^-^)/
      助かりました。
      これは心して読まねば…。
      くるたんも何か読んだことあるのね。
      それが、映画の...
      くるたん、早速ありがとう(^-^)/
      助かりました。
      これは心して読まねば…。
      くるたんも何か読んだことあるのね。
      それが、映画の料理がちょっと美味しそうに見えなくて(笑)
      私が庶民すぎて悪いのだろうけど、映画のハンバーガー美味しそうに見えなくてね。
      食べにくそうとか、他の料理もそうなんだけどケバケバしいというのかな。
      蜷川実花さんの世界ですって感じ。
      私はマックのチーズバーガーで十分よ◟(๑•͈ᴗ•͈)◞
      映画ね、とても評価低いの。
      グロの世界を期待して観に行ったのかなぁ。
      内容もあるようなないようなだったし…
      ただただかっこよくて、優しくて、変態で、イカれている殺し屋たちを楽しむ映画だと思う。
      藤原竜也も窪田くんも同じヽ(*´∀`)人(´∀`*)ノ
      2019/07/09
    • くるたんさん
      そうなんだ!
      映画だともっとハンバーガーが美味しそうに見えそうだけどね。
      あ、私もチーズバーガーが一番好き♡

      あと、文庫と単行本、ちょっと...
      そうなんだ!
      映画だともっとハンバーガーが美味しそうに見えそうだけどね。
      あ、私もチーズバーガーが一番好き♡

      あと、文庫と単行本、ちょっと違う…って聞いたような…
      何はともあれ、小説も楽しんでね(*'∀'人)♥*+
      脳内映像はあの二人で決まりだもんねヾ(๑´=∀=)ノ*.。

      私もWOWOWでやるのを待つ!(笑)
      2019/07/09
  • 凄く盛り上がってきてからのあの一転は正直ビックリ!!
    けど
    最後の最後…
    読み手に任せるかのようなところあるが

    けど、凄く読み易く一気に読んでしまった⭕️

  • 敷金0、礼金0、命の保証もありません!入居者募集。
     
    希望の大学に合格、あこがれの地・鎌倉で見つけた格安かつ豪華なシェアハウス。
    しかもそこに集った男女はみな美男美女。
     
    まるでテレビ番組のような生活。
    しかし入居して数日、住民は一人消え、また一人消え、さらに……
     
    警察の行動に少し納得のいかないところはありますが、衝撃のラストは必読です。

  • りかシリーズとはまた違った感じだったけど、サクサクと読みやすくて、ドキドキハラハラしながら読みました。五十嵐先生最高ー!!

  •  大学生としての新生活に胸を躍らせ、新潟から鎌倉へ出てきた藤崎理佐は、大きな別荘地のような洋館、そして約30畳の部屋、共用スペースにはプール、ジャグジー、シアタールームまで完備されているのに家賃は破格の6万5千円だというシェアハウス「サニーハウス鎌倉」に住めることが決まった。一緒に住む住人達は皆、テレビに出てくるような美男美女で、こんなにラッキーなことはあるのかと喜んでいた理佐だったが、やがて住人たちは1人、また1人と不審な死や失踪をとげていく。

     サイコミステリというよりは、サイコホラー。刑事は疑ってはいるものの、この話においては無能で、犯人はつかまるわけでもなく、最後にしれっとまた募集の張り紙をしているところにおぞましさが。途中から理佐といい感じの?高瀬弘が急に探偵役として登場したが、この人はもしかして他の作品にも出ていたりする?なんかシリーズの登場人物っぽい感じがした。

  • 怖かったー。
    だんだん疑心暗鬼になっていくあたりまではかなり引き込まれてたんだけど、最後が急ぎすぎというかちょっと肩透かしな感じ。
    動機がとってつけたような感じだからかなあ?
    いっそ動機なんかないほうがサイコパスっぽくてもっとこわかったかも?

  • 闇がすごい。。。
    いや、もちろんタイトルからして、ほのぼの人情小説も情熱的な恋愛小説も想像はしてませんでしたけどね。
    マーダーなんですから殺人です、サスペンスです。
    サスペンスというか、ホラーに近い。。
    五十嵐貴久さんの小説で怖グロホラーサスペンスといえばリカシリーズ。。それに比べれば多少はまろやかですけど(-_-;)
    舞台は鎌倉の片田舎。登場人物は女子大生を主人公に20代を中心とした若者達で、まるでテレビの企画で登場するかのような豪奢な洋館でシェアハウス生活。
    冒頭いきなりグロめな場面が少し出たあと、切り替わってからしばらくは、まるで青春小説が始まるかのような感じでした。
    私も神奈川県民で鎌倉は土地勘もあるし、駅周りなんかの描写には既視感があって楽しそうだなぁって感じてましたけど。
    いや、ほんと45000円で広々としたお部屋のシェアハウスあったら私だって入りたい!!
    幸せそうで楽しそうな描写と、だんだんシェアメイトが消えて人気が失せていくギャップが怖い。
    最後予想してた犯人も見事に裏切られたし。
    そもそもの動機が思いもよらぬことでした。サイコパスだよなぁ。。。
    エピローグも怖い。。。なんでこう、怖いまんまで続編を期待させる締め方なんだろう。
    ホッコリも感動もなく、解決したサッパリ感もなく怖いまんまですが、読み応えがあってページはさくさく進みます。
    他人を信じられなくなる、ヒュッと寒くなるようなホラーサスペンスが読みたい方にオススメです。

  • 最後の方はドキドキしながら読めたけど、前半中盤と間延び感はあったかな…少し退屈に感じた部分もある

    リカシリーズを読んだ後なので、あのテンポや描写、展開と比べてしまって、余計そう感じたのかも

  • 最近、ありそうでなかった。

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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