- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408538433
感想・レビュー・書評
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日経 XWOMANで連載されていたそうで、ターゲットの30代女性達が主人公。
同じ会社で働き始めた時は似た環境にいた4人が、ワーキングマザー、これから離婚しようとする人、結婚しようとする人、シングルだけど子どもは欲しい人と全く違う状況になる。
それぞれの立場で悩みを抱えているのだけど、その心情描写がなかなかリアルで、「そういうことあるよなあ」と、自分と似ていない人にまで共感しながら読んだ。
友達であっても立場が違う人には、なかなか本当のことを言えない、言っても理解してもらえないんじゃないかって思う気持ちは確かに自分にもあって、その部分も頷きながら読んだ。
「ミドルノートもラストノートの手前の大事な香り」らしいので、楽しいことも辛いことも大事にしないと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
同じ会社で働いていた女性たちの物語。昇進、転職、結婚、派遣切り、様々な環境の変化に直面し彼女たちは、それぞれの人生を歩み始める。
どの人生が結局一番幸せだったのか?それは各々の人生の主役が決めることであり、どの女性にも共感できる部分がある。正解を求めながら、必死に生きていく彼女たちを応援したくなった。 -
朝比奈さん、「君たちは今が世界(すべて)」が好きで。決して軽くない話を重すぎずちゃんと届くように語りかけてくれるような。
いろいろの立場の女性たちの話は決して珍しい設定じゃないのに、やっぱり心情がリアルで、丁寧だなぁ。
ラストノートの前のミドルノート。
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しんどかった!
彼女達の悩みが、行動が、綺麗事じゃなくてしんどかった。
それはつまりリアルってことなんだが、ただリアルなのってしんどいってことがわかりました。
2024.3.23
49 -
タイトルに惹かれて読んでみました。
香りや香水のお話がいっぱい出てくるといいなと思ったら、ほんの少ししか出てこなくて…ちょっと残念。 -
凄く良かった。
食品会社で知り合った四人の女性。
其々立場も悩みも異なるが、どの女性にも共感出来る部分があり自己投影しながら読み進めた。
モラハラ夫に苦しむ菜々。
アロマデザイナーに転身した麻衣は生き方を模索中。
育児と仕事を両立させ優秀な社員である愛美は時間に追われ、会社への不満を抱いている。
派遣社員の彩子は生活への不安。
三者三様に性格が異なる彼女達だが心の揺れがリアルで感情移入する事が出来た。
ヒリヒリする場面も多く息苦しさを感じながらも、自分の心に向き合い人生をリスタートさせた彼女達の決断に拍手を送りたくなる。 -
30代前半の4人の女性の、それぞれの視点で日常が描かれている。
現在34歳の私には刺さりまくった。
既婚者も未婚者も、子供がいる人もいない人も、正社員も非正規でも、それぞれ悩みや不安を抱えていて、毎日疲れている。
周りから見ると羨ましがられていても、実際の日常は全然キラキラしていなくて、ただただ毎日を生きるのって大変で疲れる。そんな日常が描かれているけれど、読後感は、前向きに毎日生きていこうと思える作品だった。
なんだか、シャキッとした気持ちになる。
実際は疲れてもう今日は本を読むことしか動けないんだけど、明日からも前向きに生きようと思えた。
30代の女性におすすめです。