私の財産告白 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
4.00
  • (106)
  • (129)
  • (80)
  • (7)
  • (4)
本棚登録 : 1570
感想 : 117
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408551227

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 月給4分の1天引き貯金なるものを見て手に取った。中身は至極当たり前のことだが、なかなか実践できている人は少ないと感じる。好景気に勤倹貯蓄、不景気には思い切った投資というのは今にも通ずるものがある。特に前半部分は何度も読み返したい。

  • 題名の印象とは異なり、金銭関係以外に、サラリーマン、人間関係、世渡りなど、実体験に基づく人生処世訓が学べる。

    子孫にお金を残し過ぎないと説いていて、自分の考え方を改めた。本当に子孫のことを思うなら、自分で生きてもらうべきだなと感じた。
    また、「人を使うには・人に使われるには」という章が特に気に入った。人の上に立つ立場になったときに再読しよう。

  • できれば10代のうちに読んでおきたい本だと思うが、果たしてその年代の子供が共感できるかどうか。だがいつからでも努力するに遅くはないと思う。目上目下との付き合い方など教訓に満ちていてしかし説教臭くない。巻末の解説も面白かった。

  • 投資家界隈で名著に挙げられていた1冊を手に取ってみました。

    自分には余りはまらなかったけど、有名な1/4貯蓄方(最初から1/4を天引き貯金して残りの3/4が最初と思って生活する)を一読出来たのは良かったかな。

    貯め方よりも、サラリーマン訓の方が読んでいて共感を覚えれたかな。

    【付箋を貼った所】
    ・貧乏を征服するにはまず貧乏をこちらから進んでやっつけなければならない(p.18)。
    ・投資戦な勝つには好景気時代には勤倹貯蓄を、不景気時代には思い切った投資を時期を逸せず巧みに繰り返す(p.48)。
    ・われわれ普通人は君子と小人の間を行ってから義にもさと。、利にもさとらなければならない。
    ・(仕事の上で遠慮はいらない)「汝の上位は常に空席である」(p.191)

  • 月給の4分の1を貯金して、ある程度貯まったら投資もしてお金を増やしていく。

    億万長者になった基本はこれであり、誰でもできそうではあるが…
    ・給料日前はごま塩ご飯生活、子どもが泣き言を言おうとも聞かない
    ・大学の寄付金要請に応じたら、寄付できる金額が大きすぎる、何かよからぬことをやっているのでは?と疑われる
    など、ここまでして億万長者になりたいかな?と感じる部分もあった。

    学問に専念するために、お金の心配をなくす、というのは納得できるので、ある程度は取り入れたい。
    お金があろうがなかろうが、お金に振り回される人生にはなりたくないなぁ。

  • 地道な努力の積み重ねが、幸福への近道。

    自分の度量の範囲なら謙遜しない。
    ただし、自分の役職、実力には自惚れない。

    何事も、続けてみることが大事だと教えられている気がする。
    あせらないあせらない

  • 前編では、お金(貯蓄・投資)との向き合い方、
    後編では、処世術を解りやすく、且つ的確に語られている。
    半世紀以上も前に出版されている本なのに、現代のビジネス本、自己啓発本や金融本の名著と同様の内容が書かれているのに驚いた。

    本当に素晴らしい本でした。
    人生の折返し地点の今、今を生きる上で人生の指針としていきたい。

  • 誰もがわかっている、誰もが知っているごく当たり前なことなはずなのに、それがきちんと出来ている人はどれだけ居るのか考えさせられた。すぐに実行したいことばかりで背中を押してもらえるような一冊。本当に読んで良かった。

  • 言ってることは分かるし、共感できる
    ただ、新たな学びは正直少なかった
    自己啓発としてよいのでないでしょうか
    表紙の「伝説の億万長者が明かす財産と金銭の真実」というキャッチコピーが内容を矮小化している気がする

  • かなり昔に書かれた本なのに、現代にも通ずる点が多く、参考になった。
    気力・体力・努力、とにかくパワーのみなぎった人だと文章から伝わってくる。
    1番印象的だった言葉は、“人生の最大幸福は職業の道楽化”。

全117件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1866(慶応2)年、埼玉県菖蒲町(当時は河原井村)生まれ。苦学の末、1884(明治17)年に東京山林学校(のちの東京農科大学、現在の東京大学農学部)に入学。一度は落第するも猛勉強して首席で卒業。その後、ドイツに私費留学してミュンヘン大学で国家経済学博士号を得る。
1892年(明治25)年、東京農科大学の助教授となり、「4分の1天引き貯金」と1日1頁の原稿執筆を開始。1900年には教授に昇任し、研究生活のかたわら植林・造園・産業振興など多方面で活躍するだけでなく、独自の蓄財投資法と生活哲学を実践して莫大な財産を築く。
1927(昭和2)年の定年体感を期に、全財産を匿名で寄附。その後も「人生即努力、努力即幸福」のモットーのもと、戦中戦後を通じて働学併進の簡素生活を続け、370冊余りの著作を残した。
1952(昭和27)年1月、85歳で逝去。

「2023年 『マンガ 本多静六「私の財産告白」 伝説の億万長者に学ぶ貯金と資産の増やし方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

本多静六の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
クリス・ギレボー
J・モーティマー...
ウォルター・アイ...
ロバート キヨサ...
佐々木 圭一
佐藤 優
ティモシー・フェ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×