読んではいけない殺人事件 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
3.22
  • (2)
  • (6)
  • (6)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 95
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408554419

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • その人と会話をしながら心の内を読み、話の流れをコントロールする、という場面に面白みを感じましたが、それだけかな。
    自分と直接関わりのない人だろうと、殺害シーンを思い出しながら表情も変わらないって…。鉄道という共通の趣味があるから交換殺人に応じるって…。そもそもの殺したいと思う理由も如何にも浅いし…。
    こういう人の心が読める設定って、読み取る心が言語化されすぎてて(小説なんだからそう表現せざるを得ないのは分かるけど)嘘くさいんですよね。心の内ってもっと取り留めないものなのに…。
    「読心スマホ」というネーミングもトホホです。

  • 面白い、発想もすごいし、作者の力もすごい。読んでよかったと思う新鮮さがあった。

  • 面白い。ちょっとした2時間ドラマ(まだ存在するカテゴリなのかな?)的な典型的な展開でわかりやすくて良い。もう少し長くても良かったかなー

  • 相手の考えていることが分かるという特殊能力はたまにあるけど、この作品の主人公はそれがスマホのように画面で出てくるというのが珍しい。文章だけでなく、ムービーで見えるというのがスマホならでは。しかも、相手がその時に考えていること、なので、思うような情報を引き出すために会話に右往左往したりといった面白さもある。
    ただ、この主人公の女性が、ある意味幼いというか、そんなことする!?というようなトンデモ行動をしでかしてくれるので、ところどころイライラしてしまう場面もあった。

  • 思っていた人は犯人ではなかった。
    そして設定が面白い。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

1977年、奈良県生まれ。大阪国際大学経営情報学部卒。2002年「やがて世界は詩に至る」で出版デビュー。「THE CHAT」「THE QUIZ」などで異色ホラーミステリー作家として注目を浴びる。著書は他に「時間島」「タイムカプセル」「庵谷高校の死神 閉ざされた校舎と見知らぬクラスメイト」(ここまですべてアルファポリス)、「天空高事件」「幻双城事件」(角川文庫)、「へたれ探偵 観察日記」シリーズ(幻冬舎文庫)などがある。

「2017年 『君が何度死んでも』 で使われていた紹介文から引用しています。」

椙本孝思の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×