お家あげます (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408554624

感想・レビュー・書評

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  • 生きていく上に必要なあれやこれやがたっぷり。なかなかでした。

  • タイトルから予想していたストーリーとは、少し違ったが、時代小説を手掛けてきた著者ならではの痛快な会話のやり取り、人情、人間のもつ良く深い面も取り交ぜた内容。しかし、最後のどんでん返しは、ちょっと無理がある………。

  • 「笑いと涙のエンタメ小説」とあるけれど、私は笑えないし泣けない。

    かなりウザくないですか、この夫婦。特に奥さんの強欲ぶりにイライラ。たいした出演作もないくせに一流女優気取り。赤の他人が家1軒タダで差し出してくれるなんてオイシイ話が転がっているわけもないから、最後は呆然として終わればいいのにと腹黒いことを考えながら読みました(笑)。

    還暦も過ぎた作家が、一回り以上年下の巨乳の女優を嫁にもらって、ついでに家をくれるというファンがいたらええなぁ、そんなふうに考えた妄想と捉えることにします。イライラしつつも先が読めなくて止まらないのは確か。

  • 一流とは言えない時代小説作家と女優、中年過ぎた新婚夫婦が偶然転がりこんだ不動産譲渡を巡ってのお話。
    いくらお金に困っていないとはいえ不動産をあげる、そこが現実離れしてるとは思ったけど、、途中からなくもない話なのかなとも思え読了。結末も現実だったら…と思わなくもないけど納得いくものだった。

  • 旨い話には、飛びつかない方が、良い。

    酒場で、一度だけの顔合わせで、喋った相手から、看護師の女性 松岡美紀から、父親の住んで居る富士山山麓の土地と住居である。
    作家の神田仁一朗と妻の亜矢子は、不審に思いながらも、その後の夫のガンの告知と手術で、どれ江ぐらいの費用が掛かるのか????不安であり、取らぬ狸の皮算用をして行く。

    人間追い詰められているので、本当の事が、理解出来ないくなっている。
    振り込め詐欺もこのようなやり方なのだろう。

    美紀の父も孫の行く末を案じたための事で亜あろう。

    これから、老人が増えて来て、空き家問題も深刻化していく事であろうが、この題名を読んで、やはり、ただという事はありえない事だと思いながら、本を閉じた。

  • 沖田正午さん、時代小説を楽しく読んでます。今回、初めて現代小説を書かれたとのこと、期待して読みました。「お家あげます」、2019.2発行。沖田正午さん、この作品を読む限りでは、現代小説はやめて時代小説一本がいいと思います。全く面白くなく、最後まで読むのに辟易しました。失礼しました。

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著者プロフィール

1949年、現さいたま市生まれ。埼玉県立与野高校卒業。人情味あふれる筆致と笑いのエッセンスを時代小説に取り込んだ作品群で多くの読者を獲得。

「2023年 『博徒大名伊丹一家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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