- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408556314
作品紹介・あらすじ
江戸っ子だって
ぐっすり眠りたい!
心と体がほっこりする養生所、始めました!
(眠り猫もいるよ! )
明日のために眠りませう――
江戸っ子のお悩み承ります!
茶問屋の娘として育った藍は、両親を相次いで亡くし、不安で眠れぬ日々が続いていた。そこに帰ってきたのは、医学を学びに長崎へ行ったまま二年も家を空けていた兄の松次郎だった。兄に眠りの大切さを教えられた藍は、兄とともに眠り専門の養生所〈ぐっすり庵〉を開く。しかし、肝心の兄の生活には大きな問題が…。温かさと癒しあふれる時代小説。
細谷正充氏絶賛の人情時代小説!
とかくストレスの多い世の中だ。心に鬱屈があってなかなか眠れず、 疲れが取れないこともあるだろう。そんな人にこそ本書を薦めたい。 本書そのものが安眠枕だからだ。寝る前に読めば、 本を閉じた後、気持ちよく眠ることができるだろう。 ――細谷正充(文芸評論家)
感想・レビュー・書評
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茶問屋の娘の藍両親を相次いで亡くし、傷心で眠れぬ日々が続いていた。そんなとき蘭学を長崎で学んでいた兄の末次郎が帰ってきた。末次郎は眠り専門のぐっすり庵を開く。
眠りに問題を抱えている人達のお話5選。どれもみんな心にどこか引っかかりがあり眠れない人ばかり。やはりメンタルが重要なんだなと感じた。
兄の過去があんまり語られなかったのがきになるところ -
読みやすくて楽しめた
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眠れない人達が助けを乞う「ぐっすり庵」。
本の表紙のイラストを見ているだけで日向のぬくもりを感じる。
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両親を亡くした茶園の娘、藍には長崎に蘭方医になる為勉強に行った兄松次郎がいた。ところがその兄が突然帰って来て、眠りを専門にした医院を開くという。その庵には様々な事情で眠れない人がやってきて…。
もう少し兄妹らしい感じを描いて欲しかったかな。幼馴染でもいけそうな描きかただし、家族らしい雰囲気があまり見られない。もう一息深みというか突っ込んだ話にしてもいいのではと思うくらいあっさりとしている。それが著者の持ち味なのかも知れないけど。私には物足りないかな。 -
眠りに関する医者なので、やってくる客の事情が様々なのが面白い。
ただ兄が何をどうしたいのかとか、千寿園を放っておいていいのかとか、ぐっすり庵以外の部分が大雑把過ぎて気になる。