サンドの女 三人屋 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408556468

作品紹介・あらすじ

悲喜こもごも、味わい深い人間模様を描く
大ヒット小説『三人屋』待望の続編!
朝は三女・朝日の喫茶店、昼は次女・まひるの讃岐うどん屋、夜は長女・夜月のスナック――志野原家の美人三姉妹が営む「三人屋」は、朝日の就職を機に、朝の店を終了、業態を転換することになった。

朝日が出勤前に焼いたパンを使い、まひるが朝からランチ時まで売る自家製の玉子サンドイッチが、見映えも良くおいしいと大評判に。

かたや長女のスナックは、ラプンツェル商店街で働き、暮らす人々のサロンとしてにぎわっている。

ゲイの青年、売れない作家、女泣かせのスーパー店長など、ワケあり常連客たちが夜ごと来店、三姉妹の色恋沙汰を肴に、互いの悩みを打ち明けあったり、くだを巻いたり…

悲喜こもごも、味わい深い人間模様を描く大ヒット小説『三人屋』待望の続編! 心も体もくたくたな日は「三人屋」の新名物「玉子サンド」を召し上がれ!

感想・レビュー・書評

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  • 英語の勉強から逃げてる??

    原田ひ香さんの「3人屋」の続編。
    またまたダメダメ男が・・・
    そして今回は三姉妹の人間臭さも表現されていて、それが面白かった。

    キーとなる美味は フワフワ卵サンド。
    なんとそのレシピの秘密が最後に。

    最後はそれぞれが見事に収まった。
    この本を読んで思ったことは、行間の時間の使い方が上手いなぁって。
    最後まで引き込まれました。

    さて、読む本は沢山溜まっている。
    あれっ 英語の勉強は・・・

    • いるかさん
      aoi-soraさん こんにちは。。

      コメント ありがとうございます。
      この本はダメダメ男は相変わらずですが、3姉妹の人間くさいとこ...
      aoi-soraさん こんにちは。。

      コメント ありがとうございます。
      この本はダメダメ男は相変わらずですが、3姉妹の人間くさいところが随分描かれています。
      ちょっと3人屋の時と印象が違うような。

      サクサク読めるので、時間があれば是非。
      英語上手になりたいのに、なかなかです。
      でも、毎日少しずつでも続けるようにしています。。
      2023/03/09
    • 松子さん
      あおちゃん、おつかれさま(^^)
      すごい!口福きたんだ。
      私も早く借りてこなきゃ…、いや予約すでに入れたような…うーん(´-`).。oO
      図...
      あおちゃん、おつかれさま(^^)
      すごい!口福きたんだ。
      私も早く借りてこなきゃ…、いや予約すでに入れたような…うーん(´-`).。oO
      図書館行ったら確認してみよっ。なんだか最近バタバタしていて、色々忘れちゃうのぉ( ;∀;)
      2023/03/09
    • aoi-soraさん
      まっちゃん、お疲れさま^⁠_⁠^
      私も毎日バタバタしております(^.^;
      なんだろ、この時期って忙しいよね
      本読んでても、まとめて読めなくて...
      まっちゃん、お疲れさま^⁠_⁠^
      私も毎日バタバタしております(^.^;
      なんだろ、この時期って忙しいよね
      本読んでても、まとめて読めなくてさ
      口福はね、読みたくって文庫買ったよ♪
      2023/03/09
  • やっと読めた
    三人屋の続編!

    商店街に密着さたヒューマンドラマ

    色んな生き方、色んな人間いるけど
    それぞれの人生は

    美味しいサンドイッチの作り方と同じで
    【なんて事無い ひと手間】で案外変わるんじゃないの?って感じの話です

    ※だから結局、少し長くなるけど何が言いたいかって言うと…
    自分は近所のBOOKOFFを良く利用するけど、普段良く買うのは110円の文庫か新書!
    BOOKOFFの値札
    ●値段の高い最初は大きいシールに商品情報、発売日、BOOKOFFが買い取った年月日が書いてあり、端に色が付いている
    ●そして値下げをする時は値段だけの小さいシールになり、色は4色
    ●その小さいシールの色で値下げをした月が分かる
    【黒】1~3月
    【緑】4~6月
    【青】7~9月
    【赤】10~12月
    になっている。

    んで今回の【サンドの女】
    大きいシールで、
    発売日21年2月で
    BOOKOFFが買取して店に並べたのが22年12月【赤】
    だある事が分かり

    そこから値下げした110円の値札を見ると【緑】4~6月だ
    今は6月…

    そう!これは少し前まで110円で販売されていない、値下げしたホヤホヤの本であるのが分かる

    ①簡単に言うと本の発売日が割りと最近なの確認するのと
    ②値下げシールが今の月の色なのを確認

    そうすれば110円の本の中でも、新しめな本を選べるよ!!

    って事!!

  • 前作「三人屋」を読んだのが1年以上前と気づき、ちょっと驚き
    朝日、まひる、夜月を取り巻くオトコ達をメインにした物語で、わたし的には前作よりも好きかも

    卵サンド食べたくなります
    ひと匙の水やってみよう

  • 三人姉妹が営む"三人屋"に関わるクセの強い常連客の視点で、彼ら自身や姉妹の恋愛事情を描いた物語。
    同じ店で、朝は次女のまひると三女の朝日がサンドイッチを売り、夜は長女の夜月がスナックを営むという設定は面白いが、内容は期待したほど楽しめなかった。
    でも、商店街の中に親しい人たちが集まれるこんな店があるのはステキだと思う。

  • '23年7月15日、Amazon audibleで、聴き終えました。原田ひ香さん、二作目。シリーズとしても、二作目。

    前作「三人屋」を聴き終えて、なんだか複雑に感じましたが…本作まで聴き終えて、ちょっと印象が変わりました。

    通して聴いて、気づいたところは…この二作、決して「ほのぼのした人情ドラマ」ではない、という事。←僕が、勝手にそう思い込んでただけ、なんですけどಥ⁠_⁠ಥ

    長女夜月のエピソードを中心に、(僕として感じるのは)人間のドロドロをガッチリと描いていて…人間模様を書いた小説としては、なんというか、「ド直球」勝負なんだな、と思いました。
    三姉妹が女として生きていくのは、綺麗ごとではない、と…男達を受け入れ、合わせ、武器を隠して…ときになびいたり、プライドを強くぶつけたり。
    対して男達は…まあ、優しいというか、弱く見えました。「強い男と弱い女は、見たことない」という言葉を、思い出させてくれました。

    でも、最後は温かい終わり方…トータルで、「良い小説だな」と、素直に思いました。良い経験、でした。感謝(⁠ ⁠◜⁠‿⁠◝⁠ ⁠)⁠♡

  • 最近、
    なんだか、すぐ泣いてしまうな
    本の世界はいいな

  • 新年1冊目!
    前作より、こっちの続編の方が好きかな。
    物語全体にサンドが効いてます〜。たまごサンドしかり、三度のご飯...。
    良い悪いに関わらず、食べ物と思い出は切り離せませんね。私もふわふわたまごサンド食べたい!!

  • 読んでる途中で話の展開から「これは前作ある作品なのでは」と気づきました。
    以前読んだ原田さんの作品が中々良かったので、食べ物関係の物語だしと手に取ってみたのですが自分はこういうもちゃもちゃとした群像劇があまり好きではないのと続編から読んでしまったせいか、最後まで話に馴染めませんでした。
    好きな方には好きな話だと思うのですが三人姉妹も何となく好きになれないキャラの子ばかりで終わりも良い結末のはずなのに結局それが何なのよ?って自分は感じてしまった。
    …自分には合わなかったってことですね(笑)

  • 両親が開いていた喫茶店を引き継いで、「三人屋」という店を営業する、志野原夜月(しのはら よづき)、まひる、朝日の三姉妹と、彼女たちと関わる男たちの物語が「ラプンツェル商店街」を舞台に繰り広げられる。

    長女・夜月のキャラクターが凄い。というかヤバい。
    たくさんの部屋を持った古い大きな建物みたいな感じのする女。
    中側が窺い知れない。
    すぐに出奔する、行方をくらます、かなり大物な男がいたり、若い子を1万円で落としたりする。
    昭和のスナックの女、とか文豪の女とか?
    しかし、見た目は「ちょっと化粧の濃いヨガの教師」みたいだという。
    要するに、不潔感がないということか。

    三姉妹には少なからず「ダメ男センサー」が付いているらしい。

    ・ゲイの美少年・理人(まさと)は一番の年下だけど、一番しっかりした考えの持ち主かもしれない。
    ・書けない作家の一也(かずや)の変わりすぎた人生に驚く
    ・携帯屋の亘(わたる)は、満場一致で最低だ。自覚無し、天然の最低男。
    ・透(とおる)は、相手に誠実だったところで、ダメ男への転落を免れた。
    ・母親が経営するスーパーイイジマの店長・飯島大輔は、前作に志野原三姉妹とのいろいろが書かれている。モテる男だが、ずっと思い続けている一番の本命には報われないのがエレジー

    「三人屋」の危機。
    男ばかりの、ある意味三人屋になりかかったが・・・
    「お帰りなさい」は、ポッと灯ったあかり。

    前作は、森野で始まった。
    今作は、森野で終わった。
    営業職のサラリーマンであるということ以外に、特に背負ったものや屈託があるようには思われない。
    この、平凡な森野がキーマンなのか?
    兎にも角にも、まひるの笑顔が見られたのは良かった。
    前作では森野に「無表情、ぶっきらぼうで、女看守のよう」などと思われていたのだから。

  • 前のが期待が大きすぎて落ち込んだ分、今回はどうだろう・・期待値が高いとがっかり感があるが、今回は前回を踏まえて高くなかったので、まぁ、こんなもんかと。
    が、各話の主人公が誰か(誰とつながりがあったか)理解するのに時間がかかった(汗)
    最後の結末は思ったよりも前向きでよかった。
    それにしても大輔って、女に困らなかった分?はずなのに?要領がよくない気がした。

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著者プロフィール

1970年神奈川県生まれ。2005年『リトルプリンセス2号』で、第34回「NHK創作ラジオドラマ大賞」を受賞。07年『はじまらないティータイム』で、第31回「すばる文学賞」受賞。他の著書に、『母親ウエスタン』『復讐屋成海慶介の事件簿』『ラジオ・ガガガ』『幸福レシピ』『一橋桐子(76)の犯罪日記』『ランチ酒』「三人屋」シリーズ等がある。

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