- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408557991
作品紹介・あらすじ
二度と会えないあの人に、もう一度だけ会えるとしたら…。あなたは夕焼け列車の奇跡を信じますか? 号泣の名作、待望の文庫化!
感想・レビュー・書評
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夕日の見える日の無人駅で起こる奇跡の物語。
1話完結の短編集の形式で、各章の主人公が今は会えない大切な人に最後の思いを伝えると言うものでした。
今自分の周りにいる、大切な人ととの一瞬一瞬を日々噛み締めて、日頃の感謝や思い等、伝えたい事は素直に伝えて生きて行きたい。そう思わせてくれる本でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゆるキャンの関係で利用したことのある鉄道が舞台になっていたので気になり購入。
6つの短編集で、亡くなった人ともう一度だけ会える奇跡、がテーマだった。
5つ目の話が個人的に好きな話だった。
じっくり本を読むタイプの人にオススメ。
海とか、電車とか、夕焼け、が好きならいろいろイメージができて楽しく読めます。
少し星が少ないのは、作者の好きが溢れ出すぎていて、胃もたれを軽く起こしていたから。
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全話、泣いた笑
お母さんに会って、めっちゃ怒られたけど、めっちゃ褒められたっていう女子中学生のセリフが琴線に触れた。
きっとお母さんってそんなもんなんだろうなーって。泣ける泣ける。 -
自分にとってかけがえのない存在の人ともう一度会えるとしたら。この世にはもういなくなってしまった人にたった1度だけ会えるとしたら、自分は誰と会いたくて何を話したいのだろうかと考えた。
そんな奇跡みたいなことが実際に起こるとしたら、、
いくつかあるエピソードの中でも、陽太とその母との話が心に刺さった。人は言葉にして伝えないと相手に思いは伝わらないが、その伝え方によっては相手を簡単に傷つけてしまう。言葉の持つ力の強さに少し怖さを感じた。相手のことを思って言っていることが、知らぬ間に相手を追い込んでいたとしたら、、
自分はそんなことを誰かにしてしまっていないだろうかと不安になるし、そう思えば思うほど言葉を発するのが怖くなる。
ただ、その言葉により救われる人もいるので、安易に思ったことを発するのではなく、相手のことを思いやって話すことが大事だと感じた。
この話は亡くなった人と一度だけ会えると言う話であったが、この話を読んで、人の命はいつどうなるか分からないと感じた。今、自分のそばにいる大切な人のことを大事にしようと思った。 -
一度だけの願いが叶うとして
どのタイミングで
どんな願いにするかは
とても難しいところ。
迷わず選択できるとしたら
本当にすごいことだと思う。 -
短編で、パターンは同じ。恋愛ものばかりではないけど、死んじゃってる系。