怪異相談処 がらくた堂奇譚 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 115
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408558004

作品紹介・あらすじ

がらくた堂と呼ばれる古民家で、杠葉は怪異の相談を受け、助手の遊馬と調査に乗り出すが…。沖田円が紡ぐ不思議世界の連作短編!

感想・レビュー・書評

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  • 古物堂と怪異相談処を営んでいる杠葉と従業員の遊馬。
    古物堂は閑古鳥が鳴いているものの、怪異相談はお客さんがチラホラあり、大学教授や怪しげなオカルトライターの助けも借りながら、怪異に挑んでいきます。

    少々手荒な解決手段を使うこともありますが、なんとかピンチを乗り越えています。

    1話目のヤマビコさんは決して悪い怪異ではないものの、人とは違う価値観なことがよくわかります。

    内容的にはそこまで真新しい感じでもないですが、杠葉さんが怪異を追う理由は本作で解決していないので、まだ続いて欲しいです。

  • 怪異によって大切な人を奪われ、日常を壊された者達を救う「怪異相談処がらくた堂」。切なく哀しいお話。杠葉と遊馬のコンビが最高。面白かった!

  • ヤマビコさんに善悪って無いですよね。良いことも悪いこともしたら返ってくるけどそれは良いことしたから良いことしたろみたいなんでは無くそういうもんと言いますか。山でやっほーって言ったらやっほーって返ってくるようなそういうもん。

    がらくた堂は本当になんでもあるんですね。
    好んで集められた曰く付きの物の中に夢に入る為の香木はまだ分かるけど流石に僧侶が抉り取った片目があるなんて思わない。

    そして片目より驚きのGPS。
    杠葉さんはなかなかな人ですね。

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著者プロフィール

愛知県安城市出身。2012年『一瞬の永遠をキミと』でデビュー。2015年末に刊行した『僕は何度でも、きみに初めての恋をする。』は累計25万部を突破しコミカライズされた。2018年には、『千年桜の奇跡を、きみに~神様の棲む咲久良町~』(原題『咲久良町シンフォニー』)がポプラ社ピュアフル小説大賞で金賞受賞。その他著書に、『喫茶とまり木で待ち合わせ』『雲雀坂の魔法使い』『神様の願いごと』『10年後、きみに今日の話をしよう。』『猫に嫁入り』シリーズなど、ヒット作多数。

「2023年 『怪異相談処 がらくた堂奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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