千年を超えて君を待つ (実業之日本社文庫)

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  • 実業之日本社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408558493

作品紹介・あらすじ

令和と平安、時代を超えた友情を描き、名著誕生の秘密を探る、傑作和風ファンタジー! もうひとつの「紫式部物語」が今ここに!

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。いじめで何度も自殺未遂をしていた女性(弥生)が、『源氏物語』に出会い(多分あさきゆめみしなんやろな、と匂える)、心を救われる。その後、紫式部を推しと崇め、『源氏物語』の研究者になっていた。その、弥生が平安時代の紫式部の友人”小少将”と入れ替わる、変則憑依系とでもいうような転生もの。
    『桐壺』を書いた後、心の病気(いじめ等)で筆が持てなくなっていた紫式部のところに友人として放り込まれた弥生が、”推し”や”研究対象”から離れて、友人として紫式部の病を癒していく物語。
    結構シリアスで、闇深くはあるが、平安の華やかさと闇の混在具合が絶妙。
    やはり遠藤平安本は面白い。

  • 令和の院生が平安時代に転生しちゃった話。あの時代の貴族の方々を身近に感じさせる展開でした。

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著者プロフィール

東京都生まれ。
2017年に『週末陰陽師  とある保険営業のお祓い日報』でデビュー。
著書に『平安あかしあやかし陰陽師』、『平安後宮の薄紅姫』、『平安・陰陽うた恋ひ小町 言霊の陰陽師』、『平安後宮の洋食シェフ』、『王立魔術学院の《魔王》教官』、『晴明の事件帖 消えた帝と京の闇』など多数。


「2022年 『平安姫君の随筆がかり 二 清少納言と恋多き女房』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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