いちばん危険なトイレといちばんの星空: 世界9万5000km自転車ひとり旅2
- 実業之日本社 (2005年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408611303
感想・レビュー・書評
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2011年、19冊目の本。
「行かずに死ねるか!」の続編。
改めてこの人の文章のうまさには舌を巻く。
気取ってないんだけど、易きには流れてない文章、とでもいおうか。
旅を通じて、感じたり考えたりしていることが、
ダイレクトに伝わってくる。
自転車で世界一周するほどの勇気はないけど、
いつかより広い世界を見てみたいと思わせてくれる。
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前作の方が面白かった。
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2010.03.27読了。
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古今東西、旅本や旅エッセイの類は掃いて捨てるほどにある。
それらを、なんとなく避けていた私。
なんていうか、それらは「かぶれていて押しつけがましい」と思っていたから。
けれど、処女作の「行かずに死ねるか」を読んで以来(手にしたきっかけは忘れてしまったけれど。)、この人の著作は好んで読んでいる。
かぶれてる感、押しつけ感がなくてすき。
情景や感情を、ただただシンプルな言葉でつづっているからかなあ。
むしろ、その土地や人びとの活気や温度、色彩やにおいまでが本から立ち昇ってくるような気さえしてくる。
行ったことのない土地には憧れが、行ったことのある土地には懐かしさがよみがえってくる。
『なぜそんなに優しいのだろう、とときどき不思議になる。』
-ふと、中央アジアで優しくしてくれた人たちのことを思いだした。
彼らは純粋な気持ちでよくしてくれていたのに、少し疑ってかかっていた私。
都会で暮らすうち、どこか他人を訝しみ、100%の親切を親切として受け取れなかったスレた自分。
そんな自分に、彼らの屈託ない笑顔が脳裏に浮かんで、途端に胸が苦しくなった。 -
世界一周中の様々な「いちばん」
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石田さんは、旅の手段として自転車を選んでいるんだなあとつくづく思います。そういう肩ひじ張らずに自転車に乗っている姿勢に好感が持てます。自分もいつか旅に出たいなあと思って、もう20年も経ってしまったけれど、それでもいつかはと、思わせてくれる本。次の『洗面器・・・』も早く読みたいなあ。
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自転車ひとり旅シリーズ第二弾。内容も勿論面白いのですが、この作品の装丁も好きです。
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「行かずに死ねるか!」の続編。
一冊目ではまれば楽しく読めます。 -
<pre><b>危険な場所、危険なホテル、メシがうまい国、世界一のホスピ
タリティ、美人の多い国、世界一美しい街…。自転車で世界一
周した著者が見つけた世界一の数々を紹介。2003年刊「行
かずに死ねるか!」の続編。</b>(TRC MARCより)
資料番号:010890663
請求記号:290.9/イ
形態:図書
</pre> -
自転車で7年半かけて世界を廻った作者の「旅の一番」を集めた1冊。
旅行記には読んでいて旅に出たくなるものとそうでないものがあって、この本は前者だ。
自転車で世界を行くようなことはとても自分にはできないけれど、旅の思い出をお裾分けしてもらったような気分になれる。