フランス文化史 1 改装

著者 : ジョルジュ・デュビィ ロベール・マンドルー 前川貞次郎

• 人文書院 (1988年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[うずまきさんの感想 · 2009年1月1日]

【08.12.27／図書館】
西暦1000年代から15世紀まで。
「高校生から大学生」と「フランスに興味を持つ外国人」の為に書かれたというだけあって、要点がよくまとまっていてわかりやすい。
（ただし、すでに50年も昔に書かれたものなので、あらゆる意味では古い面もあるだろう。刊行が1988年になっているけれど、それはあくまでも「再刊」年）
わかりやすいが、おそらく「訳文」故にわかりやすいのだろうと推察。ここは訳者に感謝。

政治や外交史などの「通史」には、ほとんど触れられないので、それは始めから念頭に置いて。
でないと、どの時代の話をしているのか、こんがらがってわからなくなること必至。

筆者がアナール派なので、アナール派の考え方を知ってから読むと、もっと理解しやすいかも。