民衆本の世界―17・18世紀フランスの民衆文化

著者 : ロベール・マンドルー 二宮宏之 長谷川輝夫

• 人文書院 (1988年9月1日発売)

作品紹介・あらすじ

行商人の手で広まり、都市や農村で親しまれた民衆本(青本)。妖精物語から聖人伝、暦書、小話まで、その隠れた構造と社会文化的意味を明かした名著。

感想・レビュー・書評

[koubai69さんの感想 · 2012年7月7日]

民衆文化の領域について、系統だった探索を試み、全体史の展望に立ちつつ、最大多数を占めるにもかかわらずもっとも捉えにくい社会集団である民衆を、アンシャンレジームに社会において彼らが占めるべき位置に捉えなおすのにいしかなり貢献する事を狙いとする。
青本の生産で有名であった17、18世紀のトロワに焦点をあてて論じている。

[utaさんの感想 · 2008年6月29日]

2008/06/29