新・人間革命 (第9巻)

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  • 聖教新聞社出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784412011250

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  • p173 依正不二

    p256 中心者には、挑戦の心・強い生命力がなくてはならない。

  • 1章 新時代
    ・信心をしているからこそ、絶対に事故などを起こすものかという、強い決意、一念が大事。
    ・当時のサンパウロから日本までの往復旅費は、1年分以上の総収入。
    ・三人が立ち上がり、真剣になれば、フィリピンの基礎は築ける。
    〇どこの国でも、さまざまな差別や障害がある。それが現実。矛盾だ、不平等だと文句を言うだけで、それが解決できるなら、こんなに簡単なことはない。その現実を直視して、道を切り開いてきたのが、世界広布の歩みです。学会が掲げているのは地球民族主義だ。その実現の第一歩は、君がこのオーストラリアで、力をもち、実証を示して、誰からも信頼され、尊敬されていくことだ。次代は、地球民族主義の方向に動いていかざるをえない。
    〇今なすべきことを、今なし、今日やるべきことを、完璧に仕上げていく――この現実の地平の彼方に、山本伸一は、世界平和の旭日を見ていた。

     今日なすべきこと。地球民族主義。この実現のために、今日をやり切りたい。コロナで負けそうなときも多いが、踏ん張ること。もっと大変な人がいる。

    2章 鳳雛
    ・東京オリンピックをめざして、東京の街はすっかり整備され、様相は一変した。しかし、少年犯罪は増えている。
    ・政府も“人づくり”といって、教育に力を入れてはきた。しかし、人間としての使命を教え、人生の価値を創造する教育とは、ほど遠い状態だ。また、人間として、何が善であり、何が悪なのかを教えることも、悪とたたくということを教えることもなかった。結局、人間の哲学がないがゆえに、本当に人間をつくることができないでいるんだ。
    ・人の一生は、十代、二十代でどういう努力をしたか、どういう前進をしたかで、明確に決まってしまうものです。世界の指導者を見ると、多くは、十代、二十代で、人生の哲学、思想、信念をもち、それを貫いて、三十代、四十代で、偉大な仕事を成し遂げています。
    ・信心というのは、結局は、この『自己中心』の心との戦いなんです。
    ・怖いのは内部です。恐ろしいのも内部です。
    〇私がこれほどまでに期待しているのに、もし、諸君に広宣流布の総仕上げをしていこうという心がなく、団結もできないようならば、それは、もはや諸君が悪いのではなく、私の方に福運がないんだ。
    ・広宣流布のために何をするかです。
    〇困難を乗り越えていく姿のなかに、信心の輝きがある。
    ・信心は実証。持続。生涯を何をしたか。

     高等部員に向けての指導だが、とても心に響く。仕事で大変なことがあっても、それを使命と思う事。先生の姿を思う事。

    3章 光彩
    ・東洋広布に生きようというか。やっぱり、そういう人が出てきたか。
    ・信心の継承こそが、広宣流布を永遠ならしめる道であり、一家、一族の永遠の繁栄の根本です。
    ・常に目標を持つこと。中心者には、“挑戦の心”が“強い生命力”がなくてはならない。
    ・人間を見失えば、イデオロギーが独り歩きする。そして、イデオロギーの論理が優先し、権力で社会体制を抑え、維持することが第一の目的となる。
    ・自由主義の国も、本当の民主を実現するのは容易ではない。日本を見ても、かたちは民主主義でも、その実態には大きな疑問がある。
    ・裏切っていく人間には、この感謝の心がないというのも真実だ。

     スターリンの話もある。裏切り者の話もある。小町さんのような人間の指導があった。感謝の心がないからか。

    4章 衆望
    ・根本は人間。
    ・根本は祈り。
    ・連載が、相当、自分を苦しめるであろうことは目に見えてきた。

     人間革命連載の決意。沖縄でのスタート。苦しめるが、先生を宣揚するため、決意する。それが本当の戦いだと思う。少しでも師に近づくために、自分も決意。

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著者プロフィール

池田大作(いけだ・だいさく) 1928年、東京都生まれ。創価学会名誉会長/創価学会インタナショナル(SGI)会長。創価大学、アメリカ創価大学、創価学園、民主音楽協会、東京富士美術館、東洋哲学研究所、戸田記念国際平和研究所、池田国際対話センターなどを創立。『人間革命』(全12巻)、『新・人間革命』(全30巻)など著書多数。世界の識者と対話を重ね、『二十一世紀への対話』(A.J.トインビー)、『二十世紀の精神の教訓』(M.S.ゴルバチョフ)、『地球平和への探究』(J.ロートブラット)など多くの対談集を刊行。

「2023年 『完本 若き日の読書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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