仕事のアイデアはみんなドラえもんが教えてくれた

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  • 青春出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413038935

作品紹介・あらすじ

経営コンサルタントとして、既存の価値観にとらわれることなく、これまでにないアイデアで新商品やビジネス形態を生み出すアドバイスをしている渡邊氏。その渡邊氏が、アイデアの元としているのがマンガ『ドラえもん』。実は、のび太君は、ビジネスの才能にあふれている!? 数々のひみつ道具から得られるアイデア発想のヒントとは? コンサルタントが読めば、『ドラえもん』が立派なビジネスバイブルに。楽しく読んでいるうちに、ビジネスパーソンとして欠かせない知恵と稼ぐ力が身につく1冊。

感想・レビュー・書評

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  • ・ひみつ道具の原点は「もしこうできたらいいのにな」の発想。ビジネスに応用して革新的な価値を生む。人間が「ほしい」と思ったり、逆に「なくしたい」と思ったりする4つの心理からビジネスを発想する。
    1)人間の三大欲求(食欲・睡眠欲・性欲)
    2)不安解消
    3)コンプレックス解消
    4)イライラ解消
    のび太は4大心理全部のせのキャラクター。のび太モデルを起点に「もしのび太がこうできたらいいのにな」の発想をすれば色々とアイデアがわく。空想的に考えることが基本。無理・難しいとか余計なことを考えて、思考をストップさせることがなくなる。従来は勝手に限界を設けて「できない理由」をあれこれ挙げていたのに対し、のび太発想は「それならどうやったら実現するだろうか」と「できる理由」を考えられれようになる。いってみればネガティヴスイッチをポジティブスイッチに切り替える役割を果たしている。

    ・学びたいのび太のビジネス発想とは、商品やサービスに様々な角度からスポットライトを当てることで、活かせる状況や場面〜多面的に探り、「使えないもの」を「使えるように」する。のび太は無意識のうちに「体験価値」を売っている。同じ商品やサービスでも「体験価値」を訴求するだけで売れ方は全く変わってくる。今後はますます体験価値重視の傾向は強まるので、モノをモノとして売るのはやめて、モノはコト(体験)として売ることを心がける。

    ・成功するには、常識にとらわれない自由な発想が大事だと言われる。この発想を持つために最も重要なことは、「大人になっても子どもの発想を持ち続けること」。子どもの発想ひとにかく「欲を忠実に生きる」ということ。その点、のび太はひたすら欲に忠実に生きている。勉強やスポーツは確かにダメ。でも彼は欲を実現させるために抜群の観察力と自由な発想力を発揮し、ひみつ道具を使いこなす。あれこれ考えず、やりたいことに集中する行動力もある。さらにみんなの欲を達成させるためにチームをまとめる力を持っている。つまりリーダーとしての統率力もある。これからの時代、仕事ができるようになるのは勉強もスポーツも万能の出木杉君よりも、「欲の塊」であるのび太の方がデキる男のになる。実際、成功している人には2つの共通項がある。それは「欲に忠実に生きる」「あきらめない」ということ。こ」がすべての成功を決定付ける要因である。

  • アイディア発想術本。新しい解決策や商品開発の際、ドラえもんの秘密道具のコンセプトを参考に考えてみようというもの。「ドラマチックガス」「あべこべクリーム」「ビッグライト・スモールライト」など、おなじみの道具と、その道具に通じる効果があると考えられる実際の商品が数多く登場する。結局、成功するアイディア発想のパターンというのはそれほど多岐に渡っている訳ではなくせいぜい10個くらいなのだが、そのパターンが上手く使えていないことが多く、魅力や新規性に欠けてしまうことになるのだと思う。この点で馴染みのある秘密道具をネタに考えてみると言うのはお手軽な方法かも。

  •  確かにドラえもんの秘密道具にはアイデアは豊富に盛り込まれているのだろうが何も無理してこじつけて本一冊にするのもどうかと思う。

     純粋に考えてもそれ相応なアイデアは出るのではないかと感じた。

  • 【概要】
    ①既存の商品・サービスをアレンジする
    ②新商品・新サービスを作る
    ③売り方・売る仕組みを変える
    上記3パターンにおけるビジネスの発想法を、ドラえもんのひみつ道具を交えてわかりやすく解説した1冊。

    【仕事に役立つ点】
    新しいアイディアの出し方を、ひみつ道具の例示を出しつつわかりやすく例示。また、実際の事例も非常に多く紹介されているため、頭の使い方のヒントとなる。
    事例ベースに基づいた構成のため、フレームワークなどは殆ど紹介されていないが自分の引き出しを増やすには、非常にとっつきやすい1冊。

    「物質的な価値ではなく、体験する価値を売るべき」という思想や、のび太氏の中にある企業家精神など、わかりやすくためになる話も多数。

    (ごとう)

  • 仕事で行き詰った時の虎の巻。困った時の血路を多方面から示してくれる。一読しておけばいつでも目次から検索できる便利帳。基本はドラえもんの秘密の道具。わかりやすいしイメージしやすい。バカバカしい化、エンタメ化、大人/子供化、専用化、単機能化・・・・・。アイデアてんこ盛りである。日頃は全然さえないけれど、いざという時には決してあきらめずどこまでも頑張れるのがのび太。目指すは「のびた化」だ。

  • チェック項目9箇所。ビジネスの場面でも、ひみつ道具を上手くヒントにして、新しい商品や新しいサービス、新しい売り方や売る仕組みを作って、大いに儲けたり、成功していきましょう、その方法をこれから本書で学んでください。まずは既存の商品・サービスをベースに発想できるものはないかというアプローチが有効です、そこで、僕がよく使うドラえもんの道具が「ビッグライト」と「スモールライト」、とにかく「大きくしてしまえ」、あるいは「小さくしてしまえ」ということです、変えるのであれば、「日本一」「世界一」を目指すことが重要なポイントとなります。「〇〇専用」にするだけでアピール力が桁違いにアップ! 皆さんは、タケコプターの動力源を知っていますか? 何を隠そう、電池で動いているのです、つまりタケコプターは本体の販売で儲けるのではなく、電池で儲けているのです。僕は商品やサービスを売るときは、いつも松竹梅の3つの階層を作ることを意識しています。「暗くなる電球」の例が一番わかりやすいのですが、ここでも単に電球を売るのではなく、「暗くすることによる受験勉強に集中できる環境」を売っているのです、これらはすべて物質的な価値ではなく、体験する価値です。皆さんにも「欲に忠実に、色々なものに挑戦しよう」「失敗して転んだら、また起き上がればいいじゃないか」というチャレンジ精神を大切にしてほしいと思います、そして、のび太の隣にはいつもドラえもんがいたように、あなたの身近にいつも本書を置いて、仕事はもちろん、自己実現にも役立てていただきたいというのが僕の願いです。

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著者プロフィール

株式会社ネットランドジャパン取締役。専修大学時代に19歳で株式会社を創業。通販事業と並行し、上場、非上場にかかわらず、所属した会社は30社以上。その後カラーコンタクト通販事業などを成功させ、年商13億を達成する。通販会員は45万人を突破。またコンサルタントとして、幅広いビジネスを成功に導いている。渡邊氏が開くアイデア発想法を教えるセミナーは、いつも満員御礼の人気。

「2013年 『仕事のアイデアはみんなドラえもんが教えてくれた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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