脳と体が若くなる断食力 (青春文庫)

著者 :
  • 青春出版社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413097222

作品紹介・あらすじ

トップアスリート、芸能人、経営者…なぜ一流の人は定期的に断食するのか? その秘密は、食を断つことで体の不調や疲れをリセットすると同時に、集中力や記憶力といった脳の働きまでアップさせる「断食力」にある。「食べない」習慣で人生を変える、山田式ミネラルファスティングの決定版!

感想・レビュー・書評

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  • エピソードが豊富で、情報は多いのだけれども。般若心経の「無眼耳鼻舌身意」「無色声香味触法」を引用して、「感覚が究極にまで高められたところが無であり、悟りなのだ」「感性を研ぎ澄まさせる断食は(中略)悟りに近づく道」と言っている。

    私は、この解釈は原義の正反対というか、般若心経を何もわかっていないとしか思えない。どう読んだら、そんな解釈が出てくるんだと。我田引水としか。

    青春出版社の本に目くじら立てるのも大人げないのだが、内容の浅さが…。

  • 時間がきたらから食べる、お腹が空いてないのに食べる、そんな自分に疑問を抱いていた。
    この本の全てが納得いくものではなかったが、現代の飽食が体に良くないことは理解できた。
    自分の食事を見直すきっかけにしたい。

  • フォトリーディング後、熟読。
    2009年に出た「脳がよみがえる断食力」を10年ぶりにリニューアルして文庫化したとの事。読了。

    とても面白かった。この手の本で自己評価最高の星四つ。

    断食のモチベーションがupした。


    付箋を貼った個所の要約をコピペ:

    40:輸入牛は国産牛に比べ100~600倍のホルモン剤が使われており、日本では禁止されている薬剤の投与もある。それゆえに輸入牛を食べると病気のリスクが高まる。

    48:酵素には消化酵素と代謝酵素があり、消化酵素は消火に用いられ、代謝酵素は体の修復に用いられる。どちらも無尽蔵に作られるわけではない。消化酵素が作られる時は消化が急務な時。一般的に言って人の酵素の大半は消化酵素。しかし断食をすると、消化酵素に作られていた原資が代謝酵素に回される。重要なのは今の学説では酵素の生産には限りがあると言う事。人の体の酵素生産量は決まっているらしい。それゆえ断食は重要。

    50:腸内環境と脳内環境は連動。腸内環境を整えれば、ストレスに強い脳が育成される。

    52-53:オートファージとは細胞の自食作用の事。子の自食作用によって細胞は、不要な異常たんぱく質を体から除去している。このオートファージが働くきっかけが断食。(他の本によると関節炎などの節々の痛み、炎症、はこの不要な異常蛋白がもたらしているとの事。四十肩五十肩、肘やひざの痛みなどはこれ。)

    56:飽食の時代の栄養失調。飽食する、細胞が休まらず栄養が補給できない(細胞の食事がされない)、そして食べているのに細胞レベルの栄養失調が生じる。「食べるために食べない」という概念。細胞が食事をする為に断食をする。代謝酵素の生産を促すための断食。

    66-67:全て細胞に任せればうまくゆく、というのが著者の実感。断食は細胞の生きる力を活性化する。細胞同士連携して勝手に良い方向に向かう。

    102-105:養殖魚の餌が危険。さらに天然魚も海の汚染により危険。

    160-161:人の体は飢餓に対処する仕組みは何重にもある。いっぽう、飽食に対する仕組みはインシュリンのみ。体は飢餓になれているが、飽食には慣れていない。

    183:日本人は海藻を消化する酵素がある。世界中で希な民族。
    ガンマオリザノールという物質は玄米にだけあり、飽食をふせぐ「足るを知る」脳をつくる物質。

    187:ミネラルファスティング中、ダル気や眠気がある。それは体が作り替えられている証拠。

    215:普通に生きたかったら食べなさい。飛躍的に生きたかったら断食しなさい。

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著者プロフィール

山田豊文(やまだ・とよふみ)
杏林予防医学研究所所長。日本幼児いきいき育成協会(JALNI)会長。
あらゆる方面から細胞の環境を整えれば、誰でも健康に生きていけるという「細胞環境デザイン学」を提唱し、本来あるべき予防医学と治療医学の啓蒙や指導を行う。2013年に「杏林アカデミー」を開校。講座を通じて、細胞環境デザイン学を日本に広めていくための人材育成に力を注いでいる。2018年にはJALNIを始動、2022年に現法人名に変更。子どもの健全な育成を目的としたさまざまな活動を全国各地で展開している。
主な著書に『細胞から元気になる食事』(新潮社)、『病気がイヤなら「油」を変えなさい!』(河出書房新社)、『脳と体が若くなる断食力』(青春出版社)など。

「2022年 『脳に効く!「聞こえない音」と「見えない光」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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