60歳から食事を変えなさい (青春新書プレイブックス)

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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413211901

作品紹介・あらすじ

同じ高齢者なのに、若々しい人と、老け込んでしまう人がいる。
その大きな要因のひとつに、60歳からの食事があると著者は言う。
300人を超える患者さんの食事記録と、最新栄養学からわかったことは、食べるものの割合、食べる量、食べ方など、若い頃の習慣の延長では、いけないということ。
クリニックの栄養指導では60歳を目安に、年齢による身体の変化に合わせた食べ方をレクチャーしている。
本書では、いつまでも活動的で若々しく、そして健康寿命を延ばす60歳からの食べ方を管理栄養士が伝える。

感想・レビュー・書評

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  • 寄せ集めた感じでつまらなかった。
    一年もたたないうちに15刷とは?

  • ①蛋白質ファースト。サルコペニア。フレイル(虚弱)阻止。赤みとささみ、胸肉を。
    ②骨粗鬆症予防。
    ③かきくけこ、やまにさち!海藻、きのこ、果物、鶏卵、穀物芋、野菜、豆、肉、魚、チーズ乳製品

  • 一つの食材も、ある面からはいい、ある面からはあまり良くない。結局、いろいろなものを満遍なく食べることがいいのかな。

  • 先月の末に誕生日を迎えて58歳になりました。私が社会人になった平成元年の頃とは状況が異なり、60歳=定年ではない世の中となりましたが、人間の老化は年金支給とは関係なく昔同様に進むと理解しています。

    40歳を超えた頃から食べても太らなかった体質が変わり、この20年間ダイエットに気をつけて体重が太らないような食生活を送ってきたつもりですが、この本によれば60歳を迎えた時期から食事(食べ方)を変えることが重要のようです。60歳まであと2年を切った私は、この本に書いてあることを参考にして、そろそろ食事を変えていく準備をする時期に来ていると思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・60歳を過ぎると、同じ年齢でも見た目も体も若々しく元気な人と、めっきり老け込んで病気がちな人に別れてきます。その大きな要因の一つが60歳からの食生活にあります。60歳からは食品の選択、食べる量、食べ方などを、体の変化に合わせて変えていく必要がある(p3)

    ・体を拭けさせる活性酸素を除去し、脂肪を燃焼させ動脈硬化や糖尿病、さらには認知症も防ぐ力である胎内物質の1つであるNAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレチオド)ことが重要、さらにはエネルギーを作る良質のタンパク質、適量の脂肪や糖質が含まれる朝食をしっかりとって、午前中にNADを増やすことが大事。朝食を、主食・主菜・副菜を推奨する(p16)ひきわり納豆は、良質なタンパク質源の上に、ビタミン類も豊富(p20)

    ・熟睡するためには、少なくとも寝る3時間前には何も食べないようにし、胃が落ち着いてから寝ることを推奨する(p18)

    ・ビタミンEも重要、さつまいも。がんもどき・アーモンド、ピーナッツ類、かぼちゃ、ブロッコリー、キウイ、アボガド、桃、うなぎ、銀鱈、卵(p26)アルギニンは体に必要なタンパク質を構成するアミノ酸の一種で、海老・マグロ・大豆・メロン・瓜・南瓜・ズッキーニ・きゅうり・ゴーヤに含まれる(p36)

    ・60歳を過ぎれば、野菜ファーストをやめて、肉・魚・卵・大豆・大豆製品を食べる「タンパク質ファースト」に切り替える、そして野菜、最後に糖質(ご飯)(p52)ピーナッツバターは50%の脂質、20%のタンパク質であり摂り過ぎはよくないがお薦め(p56)

    ・牛や豚を食べるなら、赤みの部分、鶏肉なら、ささみ・皮を剥がした胸肉・もも肉がお薦め(p66)

    ・何も食べないで運動するのは、良くない、おにぎり1個など消化の良いものをエネルギー源としてお腹に入れてから1時間ほど経って運動に取り組むのが良い(p68)

    ・骨粗症予防には、刺身よりも焼き魚・煮魚がお薦め、焼き魚の場合は、ポン酢・レモン汁をかけると皮に多く含まれている亜鉛・鉄などのミネラルを摂取しやすくなる(p85)

    ・一口30回を推奨する、早く飲み込んだり水や汁物で流し込んだりせず、しっかり噛んでじっくり食べる習慣をつけるべき(p103)噛み応えのある食材として、こんにゃく・イカ・タコ・牛蒡、蓮根、たけのこ、セロリ、きゅうり、大根、にんじん、エリンギ、柿、あたりめ、フランスパン、煮干し、ナッツ類がお薦め(p104)

    ・ごはんに焼きのり、魚、卵を組み合わせた昔ながらの日本食が良い、マサバ、イワシ、ホッケにはビタミンB12が豊富に含まれている(p109)

    ・老けやすくなる食習慣、1)バックに飴やお菓子、2)菓子パン、3)砂糖を入れて飲料を飲む、4)ペットボトルで清涼飲料水、5)間食でスイーツ(p126)

    ・加齢臭を予防するには、緑黄色野菜、柑橘系果物を毎日食べる(p133)

    ・理想的なおやつとしては、つぶあんお汁粉、つぶあんモナカ、草餅、どら焼き、ミルクチョコレート(p182)

    ・豆乳を飲むなら、未調整のもの、調製豆乳・豆乳飲料は糖質が高くなっていたりして、嗜好飲料の扱いである(p188)

    ・60歳を過ぎたら「まごわやさしい」から「かきくけこやまにさち」である、海藻類・きのこ類・果物類・鶏卵・穀物(イモ)、野菜・豆類・肉類・魚類・チーズ(乳製品)である(p199)

    2022年4月10日作成

  • 参考になった。
    60歳を過ぎたら痩せるより食べる。太り過ぎはダメだが。
    タンパク質を取る。野菜よりも先に。

  •  私は「まごわやさしい」に配慮した食事をいただいています。先日、新聞の本の紹介で、森由香子さんの本が紹介されてました。そのキャッチフレーズは「まごわやさしいはやめて、これからは、かきくけこ、やまにさち!」でした。これは、読まなければ! 「ずっと元気でいたければ60歳から食事を変えなさい」、2022.2発行。読みました。まごはやさしいは継続です。それにプラスして、果物(く)、鶏卵(け)、穀類(こ)、肉(に)、チーズ(ち)ということでした。「まごわやさしいはやめて」と「やめて」はやめて欲しいです(^-^)

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著者プロフィール

【著者】
森 由香子(もり・ゆかこ)
東京農業大学農学部栄養学科卒業、大妻女子大学大学院(人間文化研究科 人間生活科学 専攻)修士課程修了。
管理栄養士として、医療機関をはじめ幅広い分野で活動中。東京都内のクリニックで入院・外来患者の食事相談や栄養指導、ダイエット指導、食事記録の栄養分析、病院食メニュー開発、料理本制作などの経験を持つ。
日本抗加齢医学会指導士の立場からは、食事からのアンチエイジングを提唱し「かきくけこ、やまにさち」(R)食事法の普及に努めている。

「2023年 『100年長生き食』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森由香子の作品

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